日別アーカイブ: 2008/07/02

阪東自動車 547

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阪東自動車 547/日野KC-RU2PPCR改+日野車体(SELEGA FS)

JR常磐線天王台駅とNEC我孫子事業所とを結ぶ、
送迎バス「メールバス」に使用される、特定車で、
日野が開発した電気式ハイブリッドバス、HIMRの
高出力・スーパーミドルデッカー仕様となっています。
この「メールバス」はおよそ15分間隔で運行されており、
天王台駅ではこの車を頻繁に見掛ける事ができます。

この車は以前は日本ファミリーオートサービス所有で
緑ナンバーではなく、白ナンバー車となっていましたが、
2007年11月よりメールバスが、阪東に委託となり、
それと同時に、この車も阪東へと移籍して来ました。
移籍に際しては、社名、及び、社番が書き加えられ、
ナンバーも社番に併せた希望ナンバーとされた、
緑ナンバーを新たに取得しています。

代替ペースが比較的早い阪東に2000年式のこの車が
移籍してきたことには少なからず驚きを感じますが、
阪東は、元来日野ユーザーであったこともあって、
あまり違和感は感じられないように思います。

さて、HIMRの高出力・スーパーミドルデッカー仕様は
12m級のフルサイズ車(全長11.990m)が大半ですが、
この車はよく見ると、ホイールベースが短めである、
11.5m級のショートホイールベース車(全長11.490m)で、
実は、企業輸送向けにたった2両のみが販売された、
全国的に見ても極めて希少な車のようです。
ちなみにもう1両は現在、平成エンタープライズに在籍し、
そちらは側面窓が黒サッシの逆T字窓である以外は、
この車と塗装も殆ど同様とされていましたが、
後に、平成のハイビスカス入りの塗装とされたようです。

なお、白ナンバー時代、この車の検査時等は、
マイクロバスが代わりに運行されていましたが、
積み残しが多かった様ですが、阪東に移管してからは
柴崎車庫待機の貸切車が代走する形となったため、
そうした点では委託のメリットが発揮されていると言えます。

追記:
もと運転手様の御指摘により
加筆・修正致しました。