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高知県交通 高知200か・206


高知県交通 高知200か・206/日ディKC-UA460LSN+西日本車体工業(B-Ⅱ型58MC)

阪急バス中古車で、阪急時代の社番は310でした。
1996年式で2009年に廃車となった後に、
ここ、高知県交通へと移籍しています。

元来三菱車を主力としてきた阪急にあっては、
日産ディーゼル車は、1995年に漸く登場しました。
1995年、伊丹営業所へ301~305の5両が
投入されたのがその皮切りとなっており、続く、
1996年、やはり伊丹営業所へ306~324の19両が
投入され、以降、徐々に数を増やしていきました。
これらは、何れもホイールベース5.3mの標準尺車とされ、
うち1995年式はU-代、1996年式はKC-代となります。
尤も、系列の阪急観光バスでは、貸切車として、
先行して日産ディーゼル車を投入しています。

車体は阪急らしく西工製車体が架装されており、
阪急向けに用意されたと言っても過言ではない、
左側フロントガラスを切り下げたB-Ⅱ型が
同時期の他メーカーの車と同じく選択されています。
1995年式・1996年式共に58MCとされていますが、
阪急らしい仕様として、バンパーのフォグランプが、
メーカー標準の正方形に近い形状のものではなく、
いすゞ車向けの長方形に近い形状のものとされており、
細かいながらも、ちょっとしたアクセントになっています。

この206が投入されたのは2009年のことですが、
高知県交通では、これまで中古車の投入は殆どなく、
しかも、自社発注車では存在しない58MCを架装する車
なおかつ、自社発注車とは大きく仕様が異なる車を
中古車で投入したということで注目を浴びました。
メーカーこそ、県交の主力、日産ディーゼル車ですが、
自社と仕様の大きく異なる阪急中古車を選択した背景には、
県交にとって阪急は高速バスよさこい号の共同運行相手で、
それ故に浅からぬ縁があったからだと推察されます。
また、県交と同じく、高知市内を営業エリアとする、
先行して土佐電気鉄道が阪急中古車を投入したことも
もう一つの理由として挙げられるかもしれません。

投入に際しては塗装変更が実施されたのは勿論、
行先表示機のLED行先表示機への交換もされています。
ただ、中引戸の扉配置が主力となる県交では、
やはり、後引戸の扉配置のこの車は使いづらいのか、
今のところ運賃箱などは搭載されていないようで、
専ら特送便などに使用されているようです。
また、車内も殆ど手が加えられていないようです。

以降、県交では阪急中古車を少しずつ投入しており、
路線車のみならず高速車でも阪急中古車が登場しています。
関西では屈指の大手事業者である阪急中古車は
その規模からして出物が多いであろうにもかかわらず
国内で活躍するケースは他社中古車と比して少なく
全国的に見れば希少な存在といえると思いますが、
ここ高知県交通では今後も勢力を拡大することでしょう。

高知県交通 高知200か・232


高知県交通 高知200か・232/三菱KC-MK219F+三菱バス製造(Aero Midi)

阪急は、子会社である阪急田園バスも含め、
三菱中型車を短尺車も含め継続的に投入しており、
うち短尺車は専ら、宝塚営業所に配置されました。
阪急は、後引戸の扉配置を標準としていましたが、
短尺車の場合、メーカーが対応していないため、
阪急らしからぬ中引戸となっているのが特徴です。

KC-代の場合、この三菱中型車のうち短尺車は、
1997年式の2641、1998年式の2678、
1999年式の2691、2692の計4両が
宝塚営業所に在籍していました。

このうち、2641が土佐電気鉄道へ移籍、
更に、2678が高知県交通へ移籍し、
いずれも高知県内で活躍していることは、
特筆されるべきだと思います。

元々、日産ディーゼル車と日野車のみを
投入してきた高知県交通にあって、
三菱車はかなり目立つ存在となっていますが、
既に同じ阪急から先行して標準尺車が移籍しており
三菱車の登場はこれに次ぐものです。

移籍時の改造もまた、この標準尺車に準じますが、
後方のラインの幅が狭められている他、
側面方向幕があった場所の上部に、
側面行先表示機を収めているために、
標準尺車より見栄えのする仕上がりとなっています。