ニュー東豊 土浦200か1165／三菱KC-MP317M＋三菱バス製造（Aero Star）
江ノ島電鉄中古車で、江ノ電時代の社番は204です。
1997年に鎌倉営業所へ投入された204～206の3両は、
ホイールベース5.3mの標準尺仕様の三菱大型車です。
鎌倉営業所は需要が旺盛な路線を抱えていたために
ホイールベース5.8m～6.0mの長尺車仕様の大型車が
1996年まで主に投入されており目立つ存在でしたが
この3両を境目に標準尺仕様の車が増えていきました。
2009年に廃車となった後、ニュー東豊へ移籍を果たし
2010年に茨城県内の小堀車庫へと投入されています。
塗装は投入に際して青緑色一色へと改められた上で
東豊学園つくば松実高等学校の広告が入っています。
ニュー東豊は2009年に路線バスを運行休止したため
当車が路線車として運用されたことはありませんが、
路線車の発生品らしき方向幕が装填されています。
その他外観では、ロゴが入れられた前面の運賃小窓や
前扉・中扉の鴨居部分へと入れられている黒色塗装、
両輪に取り付けられた鏡面仕上げのホイールカバーが
目立たないながらも小粋な雰囲気を漂わせています。
2019年には地方版図柄入りナンバーへと変更されて
青緑色の車体の前面で誇らしげに彩を添えています。
車内は基本的に江ノ電時代のままの姿を維持しており
かながわ・ゆめ国体のステッカーも残されています。
中央学院高等学校校友会校友会バス（七時バス）で
運用されるため、ワンマン機器の設置はありません。
既にニュー東豊に移籍してから10年が経過しましたが
移籍後の走行距離が短いからか経年を感じない状態で
今後も末永く活躍してくれることを願うばかりです。
