投稿者「大曽根線」のアーカイブ

金剛自動車 和泉230あ1903


金剛自動車 和泉230あ1903/三菱PJ-MP35JK+三菱あそうバス製造(Aero Star)

2007年に投入された自社発注車3両のうち1902・1903は
西日本車体工業製車体の車を主に投入していた金剛では
初の三菱ふそうバス製造製車体となり注目を浴びました。
金剛では1997年式791が三菱自動車バス製造製車体ですが
これは中型車であるため大型車での純正車体は久々です。

外観では、車体メーカーの変更が目を惹くところですが
側面窓は引き続き銀サッシの逆T字窓とされているほか、
屋根上に前後マーカーランプと前方右寄りの箱型通風器、
サーモキング製パッケージクーラー等が搭載されており、
また左側面の前輪のホイールアーチと中扉の間の腰板と
右側面のホイールベース間の腰板にはモールが付くなど、
仕様は概ね2003年式431を踏襲し金剛の意地を感じます。
前面はセフティウィンドーが埋められており目を惹く他
ドアスイッチがメーカー標準の左ヘッドライト脇ではなく
左ウィンカーの上方に設置されているのも気になります。

但し2006年の灯火器保安基準改正に伴いテールランプが
メーカー標準仕様であり、かつ改正後の基準に対応する
ゴールドキング製TSL-2で配置もメーカー標準仕様とされ
これまでの金剛の伝統と言える三連テールは喪われました。
またクーラーはメーカー標準の三菱重工製となっています。
前面のセフティウィンドウは省略されており目を惹くほか
右側面の路肩灯上部に入れられた社番も目立つところです。

車内の仕様も基本的には2005年式を踏襲したものであり
上半分が薄緑色、下半分がレザック紙風模様入りとされ、
床は草色の滑り止めの突起つきの床材張りとなっており、
側面窓のロールアップカーテンもしっかり残っていますが
窓割りの変更にあわせる形で横向き座席部分の窓の一部に
中桟から下端までカーテンの止め具が付いた柱がついて、
カーテンが適切な位置で止められるよう工夫されました。
座席の背もたれはビニール製のカバー付きとされており
カバーは優先席が黄色、一般席が白色となっています。

座席配置は2004年式623・627を概ね踏襲した仕様とされ
左側前半は前向き1人掛2列で前輪上の座席は省略されて
後半は横向き2+3人掛で、横向き座席が残されています。
右側は前向き1人掛8列とされて横向き座席はありません。
また座席表皮は優先席も含め緑色一色となっています。

どうしても西日本車体工業製車体の車が目立つ金剛ですが
三菱ふそうバス製造製車体の車も斯様に個性的な仕様です。

関鉄パープルバス P6031


関鉄パープルバス P6031/日野SKG-HX9JLBE+J-BUS(Poncho)

2016年に下妻市コミュニティバス「シモンちゃんバス」の
専用車として、下妻本社営業所へ投入された車です。

小貝川ふれあい公園~下妻駅~ビアスパーク下妻間を結ぶ
「シモンちゃんバス」は2017年1月23日に実証運行を開始、
1年半後の2018年7月1日には運賃割引対象を拡大しており、
更に2018年10月1日に軽微なダイヤ改正を実施しています。

仕様はホイールベース4.825mのL尺(ロング)が選択され
外装は薄黄色を地色に屋根とバンパーが桃色とされており
下妻市イメージキャラクター「シモンちゃん」を主体にし、
小貝川や、市の花である菊のイラストが配されています。
この現行デザインの「シモンちゃん」は、2006年1月1日に
結城郡千代川村と合併した際に登場した三代目のものです。

関鉄ではコミュニティバス専用車等として多く投入される
日野ポンチョは、LED行先表示機が関鉄の他車種と異なり
前面行先表示機が20×120ドットとされたDL-91F-940F・F、
後面行先表示機が同じく20×120ドットのDL-91F-940F・R、
側面行先表示機が短冊4列となったDL-91LA-630Y・Sです。
矢印が純緑色のLEDとされているのは、他車種と共通です。

車内は内張りが灰色、床が濃灰色石目調の床材張りとされ、
座席配置は左側は前向き1人掛2列、右側は1人掛5列となり
また、座席表皮は青色のジグザグ柄が採用されています。
降車釦はオージ製WS-260、握り棒は橙色となっています。

今やコミュニティバスの定番車種となったポンチョですが
関鉄においては個性的な車が多く、マニア心を擽ります。

【諸元】
登録番号:つくば200か・712
年式:2016
型式:SKG-HX9JLBE
機関:J05E-J5-V(5123cc 180ps/2800rpm)
ホイールベース:4.825m

関東鉄道 9484MR


関東鉄道 9484MR/三菱PJ-MP37JM+三菱ふそうバス製造(AeroStar)

京成バス中古車で、京成バス時代の社番は3380です。
2004年に松戸営業所へ投入された3379・3380の2両は
松戸営業所にあっては1999年に投入された3359以来、
5年ぶりとなるノンステップ仕様の大型車となっており、
同所の大型車としても、2002年式3365・3366以来です。
廃車後は関鉄へ移籍を果たし、2018年に9484MRとして、
守谷営業所へ投入され新天地で活躍をはじめています。

外観では2006年施行の灯火器保安基準の改正前のため
フォグランプは角型のままで側面反射材もありません。
社番がセフティウィンドーの脇に入っていることや、
前面腰板部に開閉口が設けられたことも目立ちます。
その他に、京成時代にヘッドライトの間に追設された
青色のLEDデイライトも関鉄の塗装にびったりです。
クーラーは標準仕様の三菱重工業製となっています。

車内は内張りが白灰色、床が濃灰色の平滑な床材張り、
座席表皮は水色系の派手な柄物へと換装されており、
握り棒の緩衝材が橙色とされていることと相俟って、
新車と比べても、遜色のない雰囲気となっています。
新製時は全席が従来通り桃色の柄物となっていました。

座席配置は左側前半が前向き1人掛1列と横向き2+2人掛、
そして中扉を挟み後半は前向き2人掛3列となっています。
右側については前向き1人掛6列と前向き2人掛3列とされ、
このうち3~6列目は車椅子固定に備えた折畳座席です。

京成からの三菱大型車の移籍は、9397MK以来ですが
いすゞ車中心の関鉄では目を惹く存在と言えますね。

【諸元】
登録番号:つくば200か・787
年式:2004
型式:PJ-MP37JM
機関:6M70(T6) (12882cc 250PS/2200rpm)
ホイールベース:5.3m