関東鉄道 9478MR


関東鉄道 9478MR/日野PJ-KV234L1+J-BUS(Blue Ribbon Ⅱ)

京成バス中古車で、京成バス時代の社番はN504です。
2005年に長沼営業所草野車庫へ投入された日野大型車
N501~N504の4両はホイールベース4.8mの短尺車です。

日野車が主力である同車庫や船橋営業所花輪車庫では
ホイールベース5.2mの標準尺車を投入してきましたが
日野大型車がいすゞ大型車のOEMとなったことを受け
千葉営業所等向けのいすゞ大型車と仕様を揃えたのか、
以来これらの車庫においては短尺車の増備が続きます。
廃車後は、2018年に守谷営業所へと投入されています。

関鉄にあっては先行して同年に守谷営業所へ投入された
元N502の9469MRを皮切りに以降同型車の投入が続き、
つくば中央営業所や土浦営業所でも見ることができます。

外観ではデンソー製の走行風取込式クーラーが目立つ他
エンジンが直列6気筒となり左側面後方の開口部が消え、
灯火器保安基準の改正を受け反射板が設置されています。
また京成時代に設置されたLEDデイライトも目立ちます。
ワンステップ仕様の短尺車ゆえに、やや腰高な雰囲気で
ノンステップ仕様の標準尺車とは遠目にも判別可能です。

車内は言うまでもなく京成時代のままで内張りは白灰色、
床は通路部が平滑な濃緑色の、他が緑色の床材張りです。
座席配置は、左側前半が前向き1人掛と横向き2+2人掛で
後半は前向き1人掛2列と前向き2人掛2列とされており、
右側は前向き1人掛7列と前向き2人掛2列となっていて、
うち4・5列目は車椅子固定用の折畳座席とされました。
中扉後方にも立席を確保している、京成らしい仕様です。

大都市部でも排出ガス規制に対応した車への代替が進み
また少子高齢化によって利用者数が減少しつつあるため
国内の中古車市場に出る車が減少しているようですが、
京成から中古車の供給を受けられることは強みですね。

【諸元】
登録番号:つくば200か・837
年式:2005
型式:PJ-LV234L1
機関:6HK1-TCC(7790cc 260ps/2700rpm)
ホイールベース:4.8m

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