月別アーカイブ: 2018年7月

関東鉄道 9477TC


関東鉄道 9477TC/いすゞPJ-LV234N1+J-BUS(ERGA)

京成バス中古車で、京成バス時代の社番はE277です。
2006年に江戸川営業所へ投入されて以来、同所で活躍、
廃車後は関鉄へ移籍を果たし、2018年に9477TCとして、
土浦営業所へ投入され新天地での活躍をはじめました。
都下の江戸川営業所および金町営業所では引き続き
ホイールベース5.3mでノンステップ仕様の標準尺車の
増備が進み、千葉県下の営業所とは差別化されています。

外観はメーカーのマイナーチェンジによる変更がなされ
クーラーがサーモキング製からデンソー製に変わって
屋根上のパッケージクーラーの形状が変化したことや、
エンジンがV型8気筒から直列6気筒に変わったためか
側面後方の開口部が左側から右側へと移されたこと、
2006年に施行された、灯火器保安基準の改正を受けて
側面下部に反射材が配されたこと等が目立つところです。
また京成時代に追設されたデイライトも目を惹きます。
側面行先表示機に矢印のシールが追加されているのは
江戸川営業所出身の車でよく見られる仕上がりです。

車内は内張りが白灰色とされたのは、従来通りですが
床が濃灰色の平滑なものへと改められているがために
当車は、国土交通省が2004年に発表した仕様に基づく
国土交通省認定ノンステップバス標準仕様を採用して
その旨を示す車外ステッカーも青色となっていますが、
後の「標準仕様ノンステップバス認定制度における
2005年以降標準仕様への改正」(ステッカーは緑色)
を先取りしたような雰囲気なのが特筆されています。
尤も座席表皮が同改正に対応した車で採用されている
水色系の派手な柄物となったのは後天的なものであり
新製時は全席が従来通り桃色の柄物となっていました。

座席配置については2004年式で省略されていたはずの
左側の前輪タイヤハウス上の座席が復活を果たしており
左側前半は前向き1人掛1列と横向き2+2人掛とされて、
中扉を挟んで後半は、従来通り前向き2人掛4列のまま、
右側については前向き1人掛5列と前向き2人掛4列とされ、
このうち2~5列目は車椅子固定に備えた折畳座席です。

2017年以降は京成からPJ-代の移籍が相次いでおり、
時代の変化をいやがおうにも強く感じるところです。

【諸元】
登録番号:土浦200か1641
年式:2006
型式:PJ-LV234N1
機関:6HK1-TCC(7790cc 260ps/2700rpm)
ホイールベース:5.3m

関東鉄道 2183MT


関東鉄道 2183MT/日野2KG-KR290J3+J-BUS(Rainbow)

関鉄が2018年に投入した自社発注の中型車のうち、
2179RG、2180TC及び2181MT~2184MTの6両は
三菱中型車の生産および販売が中止された影響か
2010年式の2014MK・2016YT・2017TC以来となる
日野中型車が選択されており注目される存在です。

日野中型車は2016年のフルモデルチェンジ以来、
「RainbowⅡ」から「Rainbow」へと戻りましたが
引き続きいすゞ中型車「ERGAmio」のOEMとされ
外観上、いすゞ中型車との差異は見いだせません。
なお、日野といすゞの共同開発とされているため
メーカーではOEMではなく統合車種としています。

従って外観は概ね2139RG・2140RGと同一ですが
平成28年排出ガス規制に伴うマイナーチェンジで
ヘッドライトがロービームのみLEDに変ったほか、
新たに尿素SCRシステムが搭載されたことにより
Adblue投入口が中扉の後方に追設されています。

また2018年式の自社発注車からの仕様変更として、
前面行先表示器脇の車椅子マークがステッカーから
電照式へと変更されたことが特筆されるところで、
夜間は遠目からも非常に目立つようになりました。

車内はマイナーチェンジの際の仕様変更に伴って
シフター周辺の造作が変わり足元が広くなった他
基本的には近年の関鉄の標準仕様を踏襲しており、
内張りは灰色、床は濃灰色の床材張りのままですが
これまた2018年式の自社発注車からの仕様変更で
座席がこれまでの金属製シートバックのものから
メーカー標準の樹脂製シートバックのものになり
座席表皮も優先席が青色地に紺色のハートマークと
黄色のピクトグラムが配されたものへと変更され、
他席も青色地に紺色のハートマークが配されたものへ
変更されて従来より汚れが目立ちにくくなりました。

座席配置は従来通りメーカー設定のラッシュ型で
引き続き前輪タイヤハウス上の座席は省略されて
左側前半は前向き1人掛のみ2列で、中扉を挟んで
後半は前向き1人掛2列・前向き2人掛1列のまま、
右側は前向き1人掛6列・前向き2人掛1列とされて
従来に続いてメーカー標準仕様とは異なり右側も
前輪タイヤハウス上の座席は、省略されています。
また、右側の3・4列目は折畳座席とされています。

握り棒は座席背面のものが黒色である他は橙色で、
降車釦は、これまでのオージ製WS-260に代わって
レシップ製KSP-400が採用されたことも注目です。

既に全車がバリアフリー対応済み水戸営業所では、
2181MT・2182MT・2183MT・2184MT投入により
1831MT・1832MT・1834MT・9391MTを捻出して
石岡営業所及び鉾田営業所へと転出させている他、
さらに、守谷営業所から転入した2064MTによって
捻出した9411MTを下妻本社営業所へと転出させて
子会社のバリアフリー化が進むこととなりました。

【諸元】
登録番号:水戸200か1927
年式:2018
型式:2KG-KR290J3
機関:4HK1-TCH(5193cc 210PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m