月別アーカイブ: 2014年7月

関東鉄道 1857TR

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関東鉄道 1857YT/三菱KK-BE63EE++三菱自動車工業(Rosa)

2003年、牛久市コミュニティバス「かっぱ号」の
試験運行開始に併せて、その専用車として投入された、
1854YT・1855YT・1856YT・1857YT・1858YTの
5両のうちの1両で、ローザのショートボディ仕様です。
牛久沼の河童伝説に因み河童のイラストを配した外装は
専用のものであり、目立つ存在となっていました。

乗降口はワンステップで乗降性は比較的良いのですが、
一段目の位置が高いためか、補助ステップ付きとされ、
開扉時には自動放送が流れ、ステップが迫り出します。
また、後面の車椅子リフト設置は見送られています。

2013年、牛久市コミュニティバス「かっぱ号」の再編と共に、
新たな専用車として2052YT・2053YT・2054YTが投入され、
1856YTは牛久市に移籍して白ナンバーに改められた他、
1854YT・1857YTは外装を路線車と同じ一般色へと改めて、
取手市コミュニティバス「ことバス」の予備車へと転用され、
併せて「ことバス」を担当する取手営業所へと転入しています。


関東鉄道 1857TR/三菱KK-BE63EE++三菱自動車工業(Rosa)

なお、外装の変更は塗装ではなくラッピングで仕上げられ、
そのため、前面行先表示機周囲や側面の開口部などは、
「かっぱ号」時代の外装のままの白色が覗いています。

「ことバス」専用車の1927TR・1928TR・1929TRは、
CNG仕様が祟ったのか稼働率が低かったこともあり、
「ことバス」予備車の1758TR・1911TR・9239TR
これまで頻繁に代走に就く姿が見られましたが、
玉突きで9239TR・1911TRは水海道営業所へ転出し、
代りに1854TR・1857TRがその任に当たっていました。

追って「ことバス」専用車として2057TRが投入され、
以降、予備車による代走はかなり減りましたが、
2014年には1854TR・1927TRが続けて廃車となり、
その後、9239MKが取手営業所に転入するなど、
「ことバス」専用車・予備車は動きを見せています。

【諸元】
登録番号:土浦200あ・318
型式:KK-BE63EE
年式:2003
機関:4M51(5249cc 155ps/3200rpm)
ホイールベース:3.5m

関東鉄道 9376TC


関東鉄道 9376TC/いすゞKL-LV280L1+いすゞバス製造(ERGA)

東急バス中古車で東急時代の社番はT258です。
2001年式で当初、荏原営業所に配置されましたが、
2010年に弦巻営業所へと転入しています。
2013年に廃車となった後、関鉄へと移籍を果たし、
同年、土浦営業所へと配置されています。

関鉄では既に同型車のT253が9375YTとして、
先行してつくば中央営業所へと投入されていますが、
9375YTは「サイエンスツアーバス」専用車として、
ラッピングによる専用の外装を纏っているのに対し、
9376TCは純粋な一般路線車として投入されたため、
側面も含めてしっかり低床色に塗装されています。

外観では、屋根上、前寄りに二基設置されている
箱型の通風機がなんといっても目を惹くところです。
また後面腰板部には自社発注車のエルガにはない
補助ブレーキランプが設置されており目立ちます。

なお、エルガで補助ブレーキランプ付とした場合は、
どうやら、やや高めの位置での対応となるようで、
アクの強い配置でお馴染みの名古屋市の場合も、
この位置に補助ブレーキランプ+補助ウィンカーの
コンビネーションランプが設置されています。
またエルガのバックランプはバンパー内が定位置で
腰板に取り付けられた事例は皆無であるようです。

車内は他車同様、概ね東急時代のままとされており、
上半分象牙色・下半分明緑色という定番の内張り、
灰色の平滑な床材張りの床ももちろんそのままです。
乗降口側前半が前向き1人掛1列と横向き1+2人掛、
乗降口側後半が前向き2人掛4列、そして通路を挟み、
非常口側が前向き1人掛5列と前向き2人掛4列という、
座席配置もやはりそのままで使用されています。
なお、非常口側2~5列目は跳上座席となっています。

座席表皮は乗降口側横向き座席と非常口側2~5列目、
つまり低床部分が灰色地に蛍光色の模様が入る柄物、
他は水色地に蛍光色の模様が入る柄物とされており、
橙色の緩衝剤が巻かれている握り棒と相俟って、
自社発注車とは一線を画す明るい雰囲気の内装です。

また。運転席背後は停留所名表示器が設置された他は、
東急時代のままの黒色のアクリル板が残されており、
その上に名札掲出ボードが接着されているものの、
他車の様な掲示板は設置されておらず開放的です。

【諸元】
登録番号:土浦200か1346
年式:2001
型式:KL-LV280L1改
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:4.8m

関東鉄道 9360RG


関東鉄道 9360RG/日野KC-HU2MMCA+日野車体(BlueRibbon)

京成中古車で、京成時代の社番はN447でした。
1998年に長沼営業所草野車庫へ投入された車で、
2006年には遼車であったN439・N440・N446と共に
ちばシティバスへ転入し、C161に改番されています。
転入後も京成時代の塗装のままとなっていましたが、
2008年頃に、前面腰板部および前面バンパーのみ
自社発注車で見られる群青色へと変更された上で、
前面に社紋が入った姿となり、異彩を放っていました。
但し、程なくして京成時代の塗装に戻されています。

廃車後、2013年には関鉄へと移籍を果たしており、
9360RGとして竜ヶ崎営業所へと配置されています。
関鉄では本型式は9336TC(元4592)以来の投入で、
その希少さ故に注目を浴びる機会が多いようです。

1997年式の9336TCに対して1998年の9360RGは
クーラーがデンソーのビルトインタイプとなっており、
外観上の大きな差異となっており注目されます。
また、勿論ワンステップ車故に低床色となりましたが、
9336TCは前扉・中扉共に黒色一色とされたのに対し、
9360RGは前扉・中扉共、車体に合わせて塗り分けられ
より軽快な印象になっていることが目を惹きます。
このような仕上がりは、9361YTでも見られますね。

また9336TCは側面腰板部の「ONESTEP」のロゴが、
自社発注車に比べ小ぶりなものとされていましたが、
この9360RGのそれはさらに小ぶりなものになりました。
また、車椅子ステッカー・足元灯・乗降中表示灯なども
9336TCとは違っていますので見比べてみてください。
その他、「私たちは、この街とマリーンズが好きです」の
ステッカーがそのまま残されているのも気になります。

加えて、この車の場合、なんといっても目立つのは、
後面行先表示機が他車に比べて高めの位置に
取り付けられているため、視認性に難があることです。
この車の後面行先表示機は天井に取り付けた金具に
LED行先表示機の筐体を直接固定する工法により、
方向幕からLED行先表示機への換装されていますが、
金具の長さが短かったためこうなってしまったようで、
筐体の表示面が下を向くよう斜めに固定されたものの
その効果はあまりなかったのは残念なところです。

この車は、京成バス本体に在籍していた時代に、
既にLED行先表示機へと換装されていますので
この状態は京成時代からのものと察せられますが、
関鉄ではこれに併せて後面窓の広告ステッカーも
高めの位置に貼っているのがご愛嬌ですね。

車内は他車と同様に京成時代のままとされており、
座席表皮は、一般席は定番である桃色の柄物、
一方の優先席は群青色の柄物とされています。

【諸元】
登録番号:土浦200か1311
年式:1998
型式:KC-HU2MMAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.3m