月別アーカイブ: 2014年3月

終点の景色:偕楽園

FH020013

関東鉄道 偕楽園(かいらくえん)

本郷・払沢線(偕楽園~水戸駅~千波上本郷~払沢~水戸駅~偕楽園)が
主に使用する折返場で、偕楽園駅前の偕楽園下駐車場に隣接しています。
徳川光圀と徳川斉昭を祀る常磐神社の石段を降りたところにあり、
偕楽園の入口である東門へはこの石段か、石段脇にあるスロープで
台地上に上がらなければならず、偕楽園へのアクセス性は今一つです。
とはいえ、日中でも本郷・払沢線は20分間隔で運行されているため、
本数の面では偕楽園へのアクセス手段として申し分ありません。

従って、時間によっては2、3両の車両が待機する姿も見られ、
各社のバスが入り乱れ、多くの車両を留め置くには難のある
水戸駅北口のバスターミナルの補完的な役割も担っています。

さて、この本郷・払沢線は途中、狭隘区間を含んでいるために、
中型車の限定運用とされているのが大きな特徴です。
実質的な循環路線ですが、循環路線としては案内されず、
「本郷経由畑中行き」「払沢経由畑中行き」と案内されており、
方向幕も途中、畑中バス停付近で表示を変更しています。
かつては降車バス停が同一であっても運賃が異なるなど、
運賃計算上も循環路線として取り扱われていませんでした。

なお、偕楽園と水戸駅を結ぶバス路線はこの本郷・払沢線だけではなく、
茨城交通の10系統(水戸駅~歴史館~偕楽園~水戸駅)もありますが、
茨交の偕楽園バス停は関鉄の偕楽園バス停とは位置が異なり、
偕楽園の東門から常磐神社の境内をまっすぐ進んだ場所にあります。

この10系統、観梅シーズンには平日休日とも増発されていますが、
オフシーズンは本数も少なく、しかも不等間隔のダイヤであるため、
アクセス手段としての使い勝手は御世辞にも良いと言えませんが、
偕楽園側も水戸駅側もバス停の位置は10系統の方が良いため
オフシーズンでもこちらを利用しようとする観光客が多いようで、
ちょっと可哀想な感じが否めないのが可笑しいところです。

関東鉄道 2051MK


関東鉄道 2051MK/いすゞQPG-LV234Q3+J-BUS(ERGA)

2013年、水海道営業所へ投入された自社発注車、
2050MK・2051MKは関鉄の自社発注車としては
2006年式の1921TK・1922TK・1923YT・1924TCに続く、
ホイールベース5.8mの長尺のワンステップ車で、
側面窓も横引きのメトロ窓とされたのも共通です。
ただし、2040MT以降の自社発注車の仕様に準じ、
前面バンパーへの白色LEDのデイライト取付や、
中扉戸袋内への側面行先表示機の設置、
側面窓の濃色ガラス化などが差異となります。
また、トランスミッションが6速に変更されました。
なお、エンジン出力については未確認です。

この2両はみらい平駅周辺の宅地開発に伴って、
運行開始された谷原小学校スクールバスに使用され
基本的には一般路線で運用されることはありませんが、
運賃箱・LCD車内表示器・整理券発行機等を装備し
休日を中心に筑波山シャトルの臨時便をはじめ、
各種のイベント輸送などで活躍する姿が見られる他、
長期休業中等に一般路線でも運用されることがあります。
更に、2014年に開業した、金曜深夜のみ運転の
取手駅~水海道駅間の深夜急行バスにも使用されます。

車内はやはり二人掛け座席が主体となっていますが、
座席配置が若干変更されたことが特筆されるところです。
即ち、1921TK・1922TK・1923YT・1924TCの場合は、
乗降口側1列目・4列目・5列目のみは一人掛け座席で、
うち4列目・5列目は車椅子固定用の折畳座席ですが、
乗降口側4列目・5列目が二人掛け座席に変更され、
この4列目・5列目は二人掛けながら折畳座席です。
また非常口側の補助席の取り付け位置も変更され、
4~11列目から2・3列目及び6〜11列目となりました。

さて、このような豪華な車が専用車として奢られる
谷原小学校スクールバスですが、みらい平地区には
陽光台小学校(仮称)の建設が進められているため、
同小学校開校後のこの2両の動向が気になるところです。

【諸元】
登録番号:つくば200か・452
年式:2013年式
型式:QPG-LV234Q3
機関:未確認
ホイールベース:5.8m