月別アーカイブ: 2013年8月

関鉄グリーンバス G062

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関鉄グリーンバスG062/いすゞKC-LR333J+富士重工業(8E)

京成中古車で京成時代の社番は2219です。
市川営業所柏井車庫に1999年に投入され、
遼車の2220と共に京成バス本体の中では、
最後のKC-LR、そして最後の8Eとなっていた車です。
2012年に2220と共に関鉄グリーンバスに移籍し、
2219はG062として鉾田営業所へ、そして、
2220はG063として石岡本社営業所へ、配置されました。
また、印旛村コミュニティバス「イーバス」用であった、
同型車のS136が関鉄パープルバスに遅れて移籍しており、
下妻本社営業所へP019として配置されました。

京成ではワンステップ車については側面窓を
黒サッシの逆T字窓としており目を惹きますが、
本型式のうち、ワンステップ車については
銀サッシの銀T字窓の車が一部で見られます。
ただし、うち富士重工製車体を架装する車については
黒サッシの逆T字窓で統一されています。
なお京成では都区内向け、千葉県内向けを問わず、
側面行先表示器は中扉前方に設置してきましたが、
本型式は1998年式のうち1176以降は都区内向けのみ、
前扉後方に設置されるようになったのが特徴です。
とはいえ、今のところ京成から関鉄に移籍して来た
本型式については全て中扉前方に設置されています。

その他、外観上の特徴で注目されるのがその塗装で
ワンステップ車故に勿論低床色とされていますが、
G062・G063は側面窓周囲の黒色塗装が省略されたのに対し、
P019は黒色塗装が入れられているのは流石関鉄です。
この辺りについては試行錯誤を繰り返しているのか、
或いは、気紛れで変えているのかは不明ですが、
結果的に目を愉しませているのは間違いありません。

車内は他車同様、殆ど京成時代のままとされており、
内張りは白色、床材は濃緑色のものが主体ですが、
車椅子固定部が茶色、後半部の通路が紅色とされる、
座席背もたれ側面にオージ製WS-240降車釦がある等、
同時期の京成の特徴が随所に残されています。
表皮は一般席が桃色の柄物、優先席が群青色の柄物に
其々交換されているのは、京成本体出身らしいですね。
また、停留所名表示機の設置は省略されています。

【諸元】
登録番号:水戸200か1282
年式:1999
型式:KC-LR333F
機関:6HA1(8226cc 190PS/2800rpm)
ホイールベース:3.75m

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関東鉄道 2041MT


関東鉄道 2041MT/三菱TKG-MK27FH+三菱ふそうバス製造(Aero Midi)

2005年式の1885YT・1893YT・1897MK以来、
三菱中型車の投入が途絶えていた関鉄ですが、
2012年に水戸営業所へ投入された2037MTに続いて、
2013年には2040MT・2041MT・2042YT・2043YTの、
計4両が水戸営業所・つくば中央営業所へ投入されました。

仕様面では2037MTを踏襲し、2035MK以降標準とされる、
グリーンガラスを採用した側面窓やLEDデイライトが
引き続き採用されており、目を惹くところとなっていますが、
更にこのロットから、これまで中扉直後に設置されていた
側面行先表示機が戸袋窓内に設置されました。
但し、中扉直後の窓は羽目殺しの一枚窓とされており、
窓割には変更がなく、遠目には変更が目立ちません。

阪急では行先表示機が方向幕であった頃から既に
戸袋窓部分に側面行先表示機を設置していましたが、
巻取機に厚みがあるため戸袋内には取り付けられず、
車内側戸袋外部に取り付けたため視認性に難があり、
1997年式から一般的な取り付け方法となりました。
しかし、LED行先表示機の場合、方向幕とは異なり
表示器には厚みがなく戸袋内に取り付け可能となり
日本交通、しずてつジャストライン、遠州鉄道等でも
戸袋窓部分に取り付けるようになりました。

このような仕様は同時期に投入されたいすゞ車の
2044TK・2045MK・2046YT・2047YT・2048TC、及び、
2049TR・2050MK・2051MKでも見られますが、
三菱車では側面行先表示機が戸袋窓下方に付けられ、
戸袋の車内側は窓が省略されているのに対して、
いすゞ車では側面行先表示機が戸袋窓上方に付けられ、
戸袋の車内側下方に羽目殺し小窓が設けられており、
側面窓下方への側面行先表示器取り付けというのは、
関鉄自社発注車としては極めて珍しいものと思われます。
それ以外は車内の仕様も2037MTを踏襲しており、
LCD運賃表示器、LED車内灯、ラッシュ型座席配置など
近年の関鉄らしい豪華な仕様が目を惹きます。

また細かい点では、前面のノンステップバスのロゴが、
2037MTではバンパーに入れられていたのに対して、
2041MT以降は腰板下部に入れられたことも注目されます。

【諸元】
登録番号:水戸200か1323
年式:2013
型式:TKG-MK27FH
機関:6M60T3(7545cc 220PS/2200rpm)
ホイールベース:4.34m

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関東鉄道 1742IT


関東鉄道 1742IT/日野KC-RJ1JJAA+日野車体(Rainbow)

自社発注車で1998年に鹿島営業所に投入されました。
関鉄では、主力のいすゞ製の中型車に次ぐ勢力として、
日野製の中型車も長年にわたって投入してきました。
広範囲に配置されていたいすゞ製の中型車とは異なり、
日野製の中型車の場合、かつては配置に多少偏りがみられ、
鹿島営業所・柿岡営業所に多く配置された印象を受けます。

ただし、平成6年排出ガス規制適合のKC-代である本型式は
自社発注車については、1998年に鹿島営業所・土浦営業所へ
1472KS・1473KS・1771TCの計3両が投入されたに過ぎず、
見かけることが少ない、希少な存在といえます。

うち、1771TCは液晶行先表示機が試験的に採用されました。
また、1472KS・1473KSは2006年に鹿島営業所の移転に伴い、
併せて新設された潮来営業所へと移管されていますが、
他の車と同様、営業所表記は鹿島時代のままとなっています。
その後、2010年に1473KSは潮来営業所波崎車庫へ転出しました。
鹿島営業所に新製配置された路線車はこのロットが最後で、
潮来営業所に移転した後、2007年に1965ITが配置されるまで、
長らく新車投入がないままとなっていました。

外観では、マイナーチェンジに際したメーカーの仕様変更に伴う
角型に変更されたヘッドライトが精悍な印象で目を惹くほかは、
これまで投入された日野製の中型車と比べ目立つ変更はなく、
特に鹿島営業所の1472KS・1473KSは1771TCとは異なり、
行先表示機も当時一般的だった方向幕なので、地味な存在です。
この時期の中型車は車体更生が実施されていないことに加え、
海が近いというロケーションもあり車体には痛みが見られます。
日野製の中型車の場合、車体更生時に撤去されることが多い、
テールランプ周囲のガーニッシュがそのままなのも注目されます。
また前扉鴨居部の黒色塗装も投入時のまま残されています。

車内は後半部が横向き座席とされた伝統的な座席配置で
座席表皮も一般席緑色・優先席赤色のもののままです。
床ももちろん木床のままで、目新しさはありません。

「利根川経由」、または、「海岸経由」と括弧書きされた
経由地表示が入る行先表示がいい味を出していますね。

【諸元】
登録番号:水戸22あ2094
年式:1998
型式:KC-RJ1JJAA
機関:J08C(7961cc 215ps/2900rpm)
ホイールベース:4.49m

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