月別アーカイブ: 2013年7月

関東鉄道 9367MK

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関東鉄道 9367MK/三菱KC-MP747K+三菱バス製造(Aero Star)

尼崎市交通局中古車で、尼市交時代の局番は10-182です。
2013年に投入された尼崎市中古車、計5両のうち4両が
いずれも土浦営業所に配置されることとなりましたが
うち9367MKのみは水海道営業所に配置されています。

尼市交らしい特徴として、クーラーがデンソー製とされ、
しかも前方に搭載されていることが目を惹きますが、
それ以上に注目されるのが、側面窓の仕上がりです。
尼市交時代は銀サッシの逆T字窓だったにも拘らず
サッシが塗装され黒サッシの逆T字窓になっています。
恐らく、9341TRと異なり、低床色の自社発注車に準じて、
側面窓周囲を黒色に塗装するに当たり一体感を出すため、
このような仕上がりとされたものだと思われますが、
関鉄自工ならではのこだわりを感じるところですね。
なお、9364TCも同様の仕上がりとされています。
関鉄ではこのようなケースは初めてだと思われますが、
県内では茨城オート112Hが先例として挙げられます。

車内は概ね、尼市交時代のままとされており、
側面窓も車内側は銀サッシのままとされています。
ロールアップカーテンが取り付けられているのは、
関西では一般的ですが、関東では目立ちますね。
また、9367MKのみ乗降口側にある優先席部分に
尼市交のオリジナルマスコットキャラクターである、
「あまっこ」をあしらった大判の優先席ステッカーが
そのまま残されており、注目されるところです。

また、尼市交では車内に車椅子二台を固定できるよう、
独自の固定方法が採用されているのも特徴です。
まず、一台目は、中扉の向かい側に設置されている
車椅子固定スペースを使用して固定されます。
この部分は仕切りで囲まれ、座席はありませんが
側面窓下部の壁面にクッション材があります。
この部分への車椅子の固定は面積の兼ね合いで、
進行方向に対し直角に固定される設計とされており、
床面には車止めとなる凹みも設置されています。
また、二台目は、非常口側前輪タイヤハウス直後の
横向き座席を跳ね上げて、車椅子固定スペースを作り、
進行方向に対し平行に固定される設計となっています。
伊丹市交通局でも同様の方法がとられていますね。

他事業者では、この独自の方法をとる尼市交中古車の
車椅子固定スペースに座席を追設する場合もありますが、
関鉄ではそのままとされており、嬉しいところです。
座席表皮は痛みが少ないからか、尼市交時代のまま、
一般席が橙色地に黒色と茶色の縞模様が入るもの、
優先席が緑色地に黒色と濃緑色の縞模様入るもので、
特に一般席のそれは車外からでも目立つところです。
また、内張りは象牙色一色のものとされており、
床は後半部通路のみ突起付きの黄色の床材張りで、
他は突起付きの薄緑色の床材張りとされています。

【諸元】
登録番号:つくば200か・462
年式:1998
型式:KC-MP747K
機関:6D24(11945cc 240ps/2200rpm)
ホイールベース:4.8m

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関東鉄道 9359YT


関東鉄道 9359YT/いすゞKC-LV380N+富士重工業(7E)

京成中古車で、京成時代の社番はS134です。
1998年、佐倉営業所花見川車庫に投入されました。

平成六年排出ガス規制対応のKC-代については、
ホイールベース4.8mの短尺(L尺)を採用するか、
ホイールベース5.3mの標準尺(N尺)を採用するかを、
投入先に応じて選択するようになった京成ですが、
N尺車は比較的少なく、ワンステップ車に限れば、
金町営業所に投入された8135~8139、そして、
佐倉営業所に投入されたS128~S134の計12両のみ、
その中でもいすゞバス製造製車体を架装する車は、
S131・8137・8138のみとなっていました。

さて、いすゞの路線モデルの場合は中型車・大型車共に、
平成六年排出ガス規制に伴うマイナーチェンジに伴い、
バンパーにコーナリングランプが標準装備となりましたが、
純正車体ではない富士重工業製車体を架装する場合は、
事業者を問わず省略されることが多かったようです。
京成の場合も、富士重工業製車体を架装する場合に限り
省略されていましたが、1998年の後半の投入分からは
ようやくコーナリングランプが設置されるようになっています。
但し、少数派のN尺車では、コーナリングランプ付きなのは
S134、ただ一両だけですので、注目される存在といえます。

佐倉営業所田町車庫のちばグリーンバスへの分社化、及び、
佐倉営業所花見川車庫の長沼営業所への移管に伴って、
2000年、N134に改番された後も花見川で活躍しましたが、
2011年に至り、京成トランジットバスに移籍しM108に改番、
そして、2013年には関鉄に移籍し、9359YTとなりました。
9353TRと異なり、9351MKと同様に側面窓周囲は黒色とされ、
標準尺ゆえのプロポーションの良さが更に引き立っています。

内装は他車同様、概ね京成時代のままとなっています。

【諸元】
登録番号:つくば200か・447
年式:1998
型式:KC-LV380N改
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:5.3m

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関東鉄道 9365TC


関東鉄道 9365TC/三菱KC-MP747K+三菱バス製造(Aero Star)

尼崎市交通局中古車で、尼崎市時代の局番は10-180です。
尼崎市交通局では1997年に、今後投入する路線車を
全てノンステップ車で統一していく方針を打ち出し、
以降、ノンステップ車を主力として投入し続けています。

当時、尼崎市はマニュアルトランスミッション車を好んでおり、
従って、おのずと三菱車を中心に投入する流れとなり、
1997年以降、本型式を継続的に増備していきます。
尼崎市中古車が国内において再就職することは
これまでは限られたケースのみとなっていましたが、
この時期に投入された車が代替の時期を迎えると、
東日本大震災の復興支援策として気仙沼市に譲渡し
宮城交通グループに投入されたのを皮切りとして、
いくつかの移籍事例がみられるようになりました。

関鉄は10-177・10-178・10-180・10-181・10-182の5両を
夫々9363TC・9364TC・9365TC・9366TC・9367MKとして、
2013年に土浦営業所と水海道営業所に投入しており
関西方面の中古車が少ない関鉄では注目の存在です。

外観では、側面窓が銀サッシの逆T字窓にも拘らず、
9341TRと異なり側面窓周囲が黒色とされており、
違和感のある仕上がりなのは、7017SWと共通です。
ただし、9364TC・9367MKに限ってはサッシ外側を
黒色に塗装しており、一体感を持たせてあります。
また、屋根のエバポレーターが前方に寄せて設置され、
しかもクーラーがメーカー標準の三菱重工製ではなく、
デンソー製となっており、遠目にも目立つところです。
中扉はこの時期のノンステップ車としては一般的な
グライドスライド戸でライコン製の電動スロープ付きです。

車内は尼崎市時代のままとされており、座席表皮は
一般席が橙色地に黒色と茶色の縞模様が入るもの、
優先席が緑色地に黒色と濃緑色の縞模様入るもので、
特に一般席のそれは車外からでも目立つところです。

【諸元】
登録番号:土浦200か1321
年式:1998
型式:KC-MP747K
機関:6D24(11945cc 240ps/2200rpm)
ホイールベース:4.8m

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