月別アーカイブ: 2013年5月

関鉄グリーンバス G065

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関鉄グリーンバス G065/いすゞKC-LR333F+いすゞバス製造(Journey K)

京成中古車で、京成時代の社番は2212です。
狭隘路線である中国分線用として、1998年に
市川営業所柏井車庫に投入された車で、
ホイールベース3.75mの短尺車となっています。

京成は1997年式からツーステップ車に替えて
ワンステップ車を主力として投入していますが、
この時期に投入されたワンステップ車については
大型・中型問わず中四枚折戸を標準としていました。
しかし、さすがに短尺車では対応が難しかったのか、
無難な中引戸とされたことが特徴となっています。

側窓は京成のワンステップ車としては標準的な
黒サッシの逆T字窓が採用されていますが、
ジャーニーKの場合、中桟部分がサッシとされず、
一昔前のスタンディーウィンドーの様な構造とされ
戸袋窓前方の太い吹寄部と相俟って垢抜けません。
阪急614~619は吹寄部に樹脂製のガーニッシュを配し
誤魔化そうと努めていますが、こちらもイマイチです。

その後、中国分線は通常の中型車に変更されたこともあり、
2008年の柏井線の船橋営業所花輪車庫への移管に併せ、
高塚梨香台線用だった標準尺の中型車である2227と、
同じく中国分線用の短尺の中型車2259・2260と共に、
船橋営業所花輪車庫へ転入し、4100となりました。

2009年、柏井線は東京ベイシティ交通が南行徳線用として
前年投入した1092・1093・1094を花輪に転入させた、
4110・4111・4112に置き換えられ、それと入れ替わる形で、
4101(←2227)・4102(←2259)・4103(←2260)と共に、
東京ベイシティ交通に移籍し、今度は1100となりました。
他3両と異なり、この際、1100は塗装変更されることなく、
京成色のまま、社名表記を変更したのみで運用に就き、
堀江線を中心に活躍し、注目を浴びました。

2012年に廃車となった後に、関鉄に移籍を果たして、
2013年に鉾田営業所へと配置されました。
側面窓が黒サッシの逆T字とされているにも拘わらず、
側面窓周囲の黒色塗装が省略されているのが特徴で、
吹寄せが広い上に、中桟も白色とされたために、
白色部分が強調され、違和感のある仕上がりとなっています。

車内は京成の1998年式の標準的な仕様となっていますが、
乗降口側前半部が横向き1+2人掛の優先席とされており、
後半部は前向き1人掛1列と前向き2人掛1列とされ、そして、
非常口側前半部は前向き1人掛4列(うち2列が跳上座席)、
後半部は前向き2人掛3列と短尺らしく座席は少なめです。
また、停留所名表示機の設置は見送られています。

鉾田では先に移籍してきたG038G039以来の
短尺中型車ですが、短尺車が集結して来ましたね。

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関東鉄道 9370RG


関東鉄道 9370RG/いすゞKL-LV280L1+いすゞバス製造(ERGA)

京浜急行バス中古車で、京急時代の社番はE2038です。
2000年、京浜急行電鉄としては初のエルガである、
ホイールベース5.3mの標準尺車、M2034・M2035と、
ホイールベース4.8mの短尺車、D2037・E2038・E2039の、
計5両が投入されますが、この車はそのうちの1両です。
この5両は、いずれもワンステップ車となっています。
標準尺車は大森営業所にのみ配置されたのに対し、
短尺車は逗子営業所と衣笠営業所に配置されました。

京急は以前より低床化に積極的に取り組んでおり、
かなり早期からワンステップ車を投入して来ました。
この5両もこの流れを汲んだものとなっており、
交通バリアフリー法施行前に投入されたことから、
中扉の車椅子スロープが省略されているのが目立ちます。
また、後面腰板にマイクがあることも気になります。

2013年、関鉄グループの中古車としては初のエルガとして、
竜ヶ崎営業所へ同型車の9369RGと共に投入されました。
塗装変更以外に目立った改造はされていないようですが、
車椅子スロープがないにも拘わらず車椅子ステッカーが
前面行先表示機脇に設置されているのはご愛嬌です。

車内は前向き座席が全てハイバックシートとされており、
橙色に塗られた握り棒と共に目を惹くところですが、
これはこの時期までの京急のワンステップ車としては
ごく一般的な仕様で、貸切兼用車だったわけではありません。
座席表皮は京急時代のままの紫色の格子柄のものですが、
これと同様のものが関鉄でも一時期、張り替えに使用され、
9247TKなどでもこの柄をみることができます。

【諸元】
登録番号:土浦200か1317
年式:2000
型式:KL-LV280L1
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:4.8m

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茨城交通 水戸22あ1469


茨城交通 水戸22あ1469/日野U-HT2MMAA+日野(BlueRibbon)

茨城交通では科学万博以降も1996年に至るまで
自社発注の大型車をコンスタントに投入していました。
1991年には1468・1469・1470・1471・1472の計5両の
大型車が投入されており、メーカーについては、
うち1468・1469の2両が日野、1470・1472の2両が日ディ、
そして、1472の1両が三菱という内訳になっています。

この車は1468・1472と共に茨大前営業所に投入され、
現在も引き続き茨大前営業所で活躍しています。
うち、同形の1468と共に外観上の特徴となっているのは、
平成2年排出ガス規制に伴うマイナーチェンジに際して、
ブルーリボンは前面行先表示機周囲のメーカー標準仕様が、
板金仕上げからブラックアウト処理に変わったにも拘わらず、
本来ブラックアウト処理される部分を青色とした点です。
翌年以降投入の同型式車は、メーカー標準仕様とされたため、
これは、1468・1469でのみ見られる仕様となっています。

なお、三菱車でエアロスターMを架装する1472についても、
やはり特注で青色としており、注目されるところです。
また、日ディ車で7Eを架装する1470・1471については、
現在殆ど黒色となっていますが、以前は青色だったようで、
部分的に青色が残されているのが、気になります。

これまで茨交ではブルーリボンの投入に当たって、
うち、P-HT225AA、及び、P-HT235BAの場合は、
メーカー標準仕様が板金仕上げだったにも拘わらず
特注でブラックアウト処理を選択して来ました。
恐らくモノコック車時代の塗装に併せたものと思いますが
先祖帰りの感があり、ユニークに感じられるところです。
加えて、側面行先表示機周囲も白色とされており、
併せて、ちぐはぐな印象を受けてしまうところです。

更に、側面のストライプが側窓のサッシにまで及び、
しかも御丁寧なことに臙脂色の帯と紺色の帯の間が
しっかり車体と同様の象牙色で塗装されています。
かなり手の込んだ仕上げで、異彩を放っています。

だめ押しに、後方の側面窓端部に本来設置される
樹脂製の黒色のガーニッシュが撤去されており、
撤去痕が生々しく残されてしまっています。

ストライプとガーニッシュに関しては、恐らくは、
ロールアウト時ではなく車体更生時の施工でしょうが
いずれにせよ、拘りを感じさせ、興味深いところです。

車内は往年の茨交の標準仕様とされており、
車体更生時に緑色一色の座席表皮となったことが
注目される程度となっています。