月別アーカイブ: 2012年10月

関東鉄道 1856YT

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関東鉄道 1856YT/三菱KK-BE63EE+三菱自動車工業(Rosa)

2003年、牛久市コミュニティバス「かっぱ号」の
試験運行開始に併せて、その専用車として投入された、
1854YT・1855YT・1856YT・1857YT・1858YTの
5両のうちの1両が、この車です。

ローザは、1997年のフルモデルチェンジに際して
マイクロバスらしくキャブオーバー仕様のままながらも、
扉を前輪の直後にまで寄せることによって、
路線バス用としての使いやすさも考慮されました。

さらに「かっぱ号」専用車であるこの5両の場合は、
座席配置が乗降口側こそ前向き一人掛けの
ハイバックシートとされているものの、
反対側は肘掛け付きの横向き座席とされており、
より路線バスらしい車内であるのが特徴です。
天井が低いため吊り革は設置されていませんが、
縦方向の握り棒も多く設置されているため、
立席での乗車も苦にならない優れた内装です。

車椅子リフトは設置されていないため、
バリアフリーという観点からは難がありますが、
床はワンステップとなっていることに加えて、
開扉時には車体下部からステップが出るため、
高齢者でも乗り降りがしやすいようです。

この5両は白地に5色の河童のイラストを配した
専用の外装で登場し、活躍を続けていましたが、
どういう訳か、2012年にこの1856YTのみ、
写真の外装へと改められたことに加え、
同時に登録番号も変更され異彩を放っています。
しかも、改装時に社番を間違えてしまったのか、
1856YTの「6」の文字だけ色が異なっているのが
なんとも関鉄らしく愛嬌のあるところです。

なお、「かっば号」専用車の検査時等には、
1917YTをはじめ、最近では1925YT・1944YT・1945YTも
運用されており、少し大きな「かっぱ号」を見ることができます。

【諸元】
登録番号:土浦200あ・317→つくば200あ・144
型式:KK-BE63EE
年式:2003
機関:4M51(5249cc 155ps/3200rpm)
ホイールベース:3.5m

関東鉄道 1834MT


関東鉄道 1834MT/日野KK-RJ1JJHK+日野車体工業(Rainbow)

2002年、水戸営業所へ、関鉄の一般路線車としては
初のワンステップ車、かつ、初のバリアフリー法対応の中型車、
1831MT・1832MT、及び、1833MT・1834MT・1835MT
計5両が、一挙にまとめて投入されました。
うち、1831MT・1832MTはKK-RM252GSN、
残る、1833MT・1834MT・1835MTはKK-RJ1JJHKで
コミュニティバス用として2001年に先行投入された
1812MK・1813MKがエアサスペンションだったのに対し、
これらはいずれもリーフサスペンションであるのが特徴です。

その他は、1809TR以降の関鉄の一般的仕様を踏襲し、
側面行先表示機が標準サイズのものであること、
前面の「中のり」表示がプレートであること、
前面の「ワンステップバス」のロゴが白字であること、
ホイールが銀色ではなく車体色となっていること、
側面の社名表記が白字とされていることなど、
共通する特徴は多くあります。
ただし、前面のロゴについては1840TC登場以降に
1840TCと同様のものに変更されています。

車内についても、やはり1809TRに準じており、
前半部が横向き座席とされているあたりは、
現行の中型車とは異なっていますね。

結局、関鉄においては両型式は主力となることなく、
前者はこの2両が投入されたのみで打ち止めとなり、
後者は翌年、1852MK・1853MKが投入されて打ち止めと、
いすゞ車が主力である関鉄では異端な存在となりました。
それにしても、水戸営業所の場合はこれまで、
日産ディーゼル車が主力として投入されていたので、
日野車が投入されるというのは珍しい感じです。

1835MTはその後、転属を繰り返しており、
現在は潮来営業所へと配置されていますが、
残る1833MT・1834MTは水戸営業所で引き続き
活躍を続けているのは嬉しいところです。
一時期、前面の車椅子ステッカーが褪色著しく
目立っていましたが、後に交換されたようですね。

【諸元】
登録番号:水戸200か・320
年式:2001
型式:KK-RJ1JJHK
機関:J08C(7961cc 220PS/2900rpm)
ホイールベース:4.49m