月別アーカイブ: 2011年4月

関東鉄道 1677TR

79FH030020t
関東鉄道 1677TR/いすゞU-LV324K+アイケイコーチ(Cubic)

1994年、佐貫駅~久保台線の開業に併せて
住宅・都市公団(当時)からの補助金を受けて、
投入された自社発注車、1677RG・1678RGは、
車内・車外共、他車とは仕様の差別化が見られます。

側窓は二段窓ながらブラックサッシとされて、
塗装もそれ併せて、窓回りを黒塗りとしています。
また、後面に乗降中表示器が設置されていること、
クーラーがゼクセルのビルトインタイプであること、
屋根上のベンチレーターが廃されていることが、
外観上の特徴であり、かなり目立つ存在です。
なお窓配置は戸袋窓の前に細い窓が二枚入るもので、
ホイールベース4.8mの短尺車ながら多少長く見えます。

車内では、内張りこそ関鉄では標準的な
上半分が白色・下半分が褐色のものですが、
床は標準の木床に替わり群青色の床材張りとされ、
座席配置も後半部の三方シートが廃されています。
座席表皮は標準の緑色一色のものに替えて、
一般席が青色の格子柄、優先席が赤色の格子柄です。

1995年、佐貫駅~城ノ内五丁目線開業に際し、
同様に住都公団からの補助金を受けて投入された
自社発注車、1688RG・1689RG・1690RGも、
塗装こそ変更されたものの、他の仕様は共通です。
なお、これらは2009年に一般色へと変更されましたが、
側面窓周囲の黒塗りは省略されているのが、
1677RG・1678RGとの違いとなっています。

長らく竜ヶ崎営業所で活躍していた1677RGでしたが、
2011年に入り、突如として取手営業所に移籍しています。

【諸元】
登録番号:土浦22あ1673
年式:1994年式
型式:U-LV324K
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:4.65m

関東鉄道 1822TC


関東鉄道 1822TC/いすゞKL-LV280L1改+いすゞバス製造(ERGA)

関鉄に久々に大型車が投入された2001年式のうち、
1809TR1810TRはホイールベース5.3mの標準尺ですが、
1821TC・1822TC・1823YT1824MTは4.8mの短尺で、
従来の大型車の標準仕様を踏襲した形となりました。

ノンステップ車であることから、曲線を多用した塗装をはじめ、
往年の関鉄の仕様とは大きく変わった部分が目立ちますが、
行先表示器が方向幕のままでサイズもそのままであること、
前面の「中のり」がステッカーではなくサボとなっていること、
ホイールが現在一般的な銀色ではなく車体色であること等、
微視的に見れば、往年の関鉄の標準仕様を諸々残しており、
実は、年式の割に随所に渋さを感じる車です。
2002年式以降では、こうした細部に残った在来仕様も
段々と失われていっているので、希少性も高いです。

とはいえ車内は従来の関鉄の標準仕様とは一線を画しており、
上半分白色・下半分褐色の内張りこそ従来どおりですが、
床はようやく木床から脱して、石目調の床材張りとなり、
座席配置も後半の三方シートが消えて都市型配置となるなど、
従来の年式の割に古臭い仕様から一挙に近代化が図られました。
特に座席表皮が伝統の緑色一色から、柄物へとなったのは、
車内の雰囲気の変化に大きく影響したと言えます。
運賃箱も旧弊の小田原RX-BLHから漸くRX-NZへと移行し、
交通バリアフリー法の関係で停留所名表示機もつきました。
このような内装は1809TR以降、1931MT登場までの間、
関鉄の新たな標準仕様として引き継がれていきます。

さて、1821TCが正面の「ノンステップ」のロゴを除いて、
登場時の姿を細部に至るまで残しているのに対し、
この1822TCはサイドフラッシャーが変更されていて、
土浦の花形、9222TC9299TCには及ばないものの、
注目を浴びていましたが、現在は原形に復しています。

現在は9247TKを筆頭にV8エンジン搭載車が増えていますが
投入当時、関鉄ではV8エンジン搭載車は少数派であり、
サウンドにも強い魅力を感じたものでした。
気が付けば車令10年を迎えつつありますが、
1821TCと共に末長い活躍を期待したいと思います。

関鉄グリーンバス G017


関鉄グリーンバス G017/いすゞU-LV324L+アイケイコーチ(Cubic)

京浜急行バス中古車です。
関鉄グループとしては少数派の京急中古車は、
2002年のP-LV314LのP001・G001投入以来の投入ですが、
2006年のU-LV324Lの投入の場合は、丁度この時期に
鹿島鉄道代替バスの運行開始を控えていたこともあり、
9249TC・9250YT・G016・G017・G018・G019の6両に及び、
特にグリーンでは見掛けることの多い車となっています。
うち、本体のつくば中央営業所へと投入された9250YTは、
京急時代は白色地に赤色帯の塗装のワンロマ車だった車で、
標準床仕様となっており、座席もハイパックシートとされていて、
関鉄ではその内装を活かし、特定車として使用されています。
残りの、本体の土浦営業所へと投入された9249TC及び、
グリーンの石岡営業所へと投入されたG016、そして、
グリーンの鉾田営業所へと投入されたG017・G018・G019は
京急時代は通常の塗装の一般路線車だった車で、
低床仕様とされており、座席も一般的なものとなっています。

この低床車のグループは、低床仕様にも拘わらず、
特注で標準床車と同じ車体を架装したために
タイヤハウス上部が真円に近い形状となっている他、
側面行先表示器部分の窓が羽目殺しの一枚窓となる等、
京成中古車のU-LV324L・中引扉車とは細部が異なります。
特に屋根上に2基設置された角型の通風器は目立ちます。

車内は、上半分が白色、下半分が灰色の内張りとされ、
床は茶褐色で滑り止め付きの床材張りとされています。
座席配置は前半が三方シート、後半が前向き二人掛けで、
お世辞にも長距離向きとは言い難い仕様です。
また、車内の握り棒のゴムが一部、黄色とされている他、
側扉付近の握り棒は橙色に塗装されているのが目立ちます。

この座席配置が長距離路線の多い鉾田では嫌われたのか、
2007年、国際中古車で座席がハイパックシートとなっている
G023・G024・G025・G026が鉾田に投入された際に、
G018・G019は鉾田から石岡へと移籍しているために、
現在、鉾田に残っているのはこのG017のみとなりました。

「キンコンキンコン」という、なかなか独特の音を鳴らす、
ネプチューン製の左折アラームも健在で、目立つ存在です。

【諸元】
登録番号:水戸200か・751
年式:1993年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m