月別アーカイブ: 2010年12月

関東鉄道 9123YT

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関東鉄道 9123YT/日ディP-U33L+富士重工業(7E)

西武中古車です。
西武では、1987年から都区内向けの車両では、
四枚折戸の車を投入するようになりますが、
西武中古車を多く投入してきた関鉄では、
前乗り均一料金制の路線を持つ取手営業所に、
西武中古車のうち、その四枚折戸の車を集中配置しました。

その数は、総勢9両に及び取手の一大勢力となりましたが、
経年によって淘汰されてしまい、姿を消しています。
そのなかで、9133YTが2006年に取手営業所へと
転属した際に、つくば中央営業所へと移籍した9123TRは、
その後、2008年に廃車になるまで、関鉄に在籍する、
西武中古車では最後の四枚折戸車として活躍を続け、
末期は目立つ存在となっていました。

また、西武の四枚折戸の車にあっては、P-U33Lの場合、
側面行先表示器部分が羽目殺しの一枚窓なのですが、
9123YTは、何故か、西武のP-U33L中引戸車と同じ、
側面行先表示器部分が羽目殺しながら桟入りのものであり、
細かい点ながらも個性を発揮していました。

車内は、関鉄入りに際して車体更生を受けていて、
上半分白色、下半分褐色の内装へと改められていて、
西武時代の名残は褐色の床材張りの床ぐらいでした。
従って車内は晩年まで良好な状態を留めていました。

つくば中央営業所での活躍は僅か2年に留まりましたが、
写真のようにサイエンスバスツアーの幕も装備して、
広範囲で活躍していました。

関東鉄道 1928TR


関東鉄道 1928TR/PA-ME17DF改+三菱ふそうバス製造(AeroMidiME)

取手市コミュニティーバス「ことバス」は、
東北部ルート、中央循環西ルート、
西部ルート、北部ルートを、
関東鉄道取手営業所が担当しており、
中央循環東ルート、東南部ルートを
大利根交通自動車が担当しています。

このうち、中央循環東ルート、中央循環西ルート
東南部ルート、西部ルート、北部ルートでは、
CNG仕様のAeroMidiMEが使用されており、
仕様は関鉄と大利根とで共通しています。

なお、CNG仕様はあくまで改造であって、
この状態でラインオフした訳ではなく、
ラインオフ後にフラットフィールドにて、
CNG仕様への改造を施した上で関鉄入りしています。
この点は、大利根ももちろん同様です。

地域の特徴やイメージ等を、地域の住民から聞き取り
これらの言葉を文字を手書き文字で書き込んだ、この外装は
大利根沿線の東京藝術大学出身であり、
現在、同大学教授でもある日比野克彦さんが
デザインを担当しています。…(取手市HP)
更に、路線ごとのカラーと車両のカラーが対応しており、
このAeroMidiMEに関して言えば、
北部ルート用の1927TRは黄色、
中央循環西ルート用の1928TRは褐色、
西部ルート用の1929TRは赤色、
中央循環東ルート用の514は緑色、
東南部ルート用の515は青色、
という具合に、路線ごとに色が分けられています。
もちろん、書いてある言葉も路線ごとに違います。

車内は、前のり均一料金制であることもあり、
やや先行して登場した、つくば市のコミュニティーバス、
「つくバス」の地域循環用のMEに概ね準じていて、
上が白色、下が褐色の内装、青色の柄物の座席表皮、
運賃表の省略、停留所名表示器のオフセット配置、
前扉脇にある小田原SAN-VTNの一日券発行機等、
共通点は多いのですが、床材が緑青色の石目調と
されているのが差異となっています。

【諸元】
登録番号:土浦200あ・512
型式:PA-ME17DF改
年式:2006
機関:4M50T5改
ホイールベース:3.56m

関東鉄道 9252MK


関東鉄道 9252MK/U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

京急中古車です。京急時代の社番はG3361で、
三崎営業所に在籍していたワンロマ車でした。
そのため、当時、低床車やワンステップ車を主力として、
投入していた京急にあっては異例の標準床車で、
車内にはセパレートで補助席付きのハイパックシートが並び、
貸切車と同じ赤色と白色の塗装を纏うなど、
内外ともに存在感のある特別な車でした。

2007年に関鉄へと移籍してきましたが、
関鉄への移籍後も、この仕様を活かす形で、絹の台にある
SMC筑波技術センターの特定車として活用されており、
中扉直後に「貸切」と入れられていることからも解るように、
一般路線車として運用されることはありませんが、
側面には「出口」「入口」の表記がある他、
前面には「中のり」のステッカーが貼られています。
また、SMCのロゴ入りの方向幕を装填しているのも特徴です。

なお、同様に現在は常総学園特定車である9250TCは、
京急時代の社番はE1327で、衣笠営業所に所属していて、
この車と同じく、ワンロマ車として活躍していました。

SMC筑波技術センターでは自家用車(白ナンバー)の
送迎用のバスを数多く有しており、朝方の守谷駅では
これらに混じって運用される姿を見ることが出来ます。
その他、イベント時に送迎用として使用される場合もあります。

この車が投入された2007年前後は、関鉄グループでは
鹿島鉄道線の廃止に伴う代替バス運行を控えていたこともあり、
京急中古車が纏まって投入されていますが、
その殆どがいすゞ車で、日野車はこの車両のみです。

ライトベゼルが京急時代の黒色とは異なる、
銀色に塗られていて、渋い印象となっているのも、
気になりますが、このような特徴は、京成中古車である
9260YT、9276MT、9277MTでも見ることができます。
また塗り分け線を前面行先表示機上部へと回しているのは
他のBlue Ribbonでは見掛けない仕上げですね。

2011年には、9342MKの投入によって、
スクール運用の特定車となりました。
転用に際して一旦方向幕が抜かれましたが、
なぜか側面方向幕は装填されないままに
スクール運用に就いており、ユニークな姿となっています。

【諸元】
登録番号:つくば200か・・・4
年式:1993
型式:U-HT2MAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.3m