日別アーカイブ: 2010/11/22

関東鉄道 9261TC


関東鉄道 9261TC/三菱U-MP218M+富士重工業(7E)

京成中古車です。
京成中古車では少数派の三菱車は、
基本的に松戸営業所に新製配置された車です。
全国的に見ても稀少価値の高い、
三菱+富士の組み合わせがポイントとなっています。

土浦営業所には元々、三菱製の自社発注車が
集中的に配置されていた関係からか、
土浦営業所には三菱製の京成中古車が集められ、
P-MP218Mの9171TC・9172TC・9173TC、
U-MP218Mの9261TC・9266TC・9272TC、
KC-MP217Mの9321TCが投入されただけでなく、
2005年には水戸営業所から、
P-MP218Mの9208MT、9209MTが転入しています。

関鉄に在籍するU-MP218M京成中古車のうち、
9238YTは唯一、前期型に分類される1991年式のため、
非常口側側面後部の開口部の形状が異なる他、
マフラーが左側に付くなど、他車と差異がありますが、
他は1994年式または1995年式となっていて、
9266TCが9264TC・9265TCに併せて、
黒色のバンパーとなっているぐらいで、
特筆すべき車はありません。

車内は三菱シャシーに富士重車体を架装した場合に
よく見られる後部のデッドスペースが目立っていて、
京成中古車の場合、U-LV324LやU-HT2MMAAが
中扉以降に座席を5列並べているのに対して、
中扉以降に座席を4列並べるに留まっています。
その他は京成時代に貼り替えられた、
桃色の柄物の座席表皮をはじめとして、
焦茶色の内装や緑色の滑り止め付き床材などは、
同時期の京成中古車に共通する特徴です。

配置以来、長らく土浦営業所で活躍しましたが
2015年には水海道営業所に貸し出されて
返却されることなくそのまま廃車を迎えました。

【諸元】
登録番号:土浦200か1046
年式:1994
型式:U-MP218M
機関:6D22(11149cc 220ps/2200rpm)
ホイールベース:5.3m