月別アーカイブ: 2009年9月

関東鉄道 1734RG

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関東鉄道 1734RG/いすゞKC-LR333J+富士重工業(8E)

関鉄ではいすゞ中型車が主力として投入されており、
川重車体・アイケイコーチ・いすゞバス製造製の、
いわゆる純正車体を架装する車だけではなく、
北村製作所製や富士重工業製の車体を架装する車も
並行して投入されてきたことがポイントです。

特に、U-LR332Jの場合は、アイケイコーチ製よりも
富士重工業製の方が多く投入されていますが、
車高の関係で当初、8Eは架装できなかったため、
他事業者と同様に、関鉄の場合でも、
U-RM210GSNは8Eに移行したのにも拘わらず、
U-LR332Jは6Eを引き続き架装しています。

富士重工業側のマイナーチェンジにより、その後、
U-LR332Jにも8Eが架装できるようになりますが、
関鉄の場合、U-LR332Jの8E架装車は登場せず、
KC-LR333Jになり、漸く8E架装車が登場します。
しかし、KC-LR333Jのうち、8Eを架装した車は
1997年式の1734RG・1735KSの2両に留まり、
以降、富士重工製車体を架装したいすゞ路線車が
投入されることはありませんでした。

関鉄ではKC-RM211GSNも当然8Eを架装しており、
こちらと外見上の差異は殆どありませんが、
車内はKC-RM211GSNが三方シートを廃し、
中扉後部も前向き座席を並べたのに対し、
こちらは何故か往年の関鉄の仕様を引き継ぎ
中扉後部は三方シートのままとされています。

恐らくKC-RM211GSN・KC-RJ1JJAAが
関鉄伝統の三方シートを廃して以降も、
どういう訳か、KC-LR333Jのうち、
いすゞバス製造製車体を架装する車は
中扉後部は三方シートのままとされたことに
富士重工業製車体を架装する車も併せたためだと
考えられますが、同じ8Eでも差異が生まれたことは
関鉄らしく謎の多いところです。

一方で、優先席の位置の方は逆に
いすゞバス製造製の方は中扉の向かい側なのに対し、
富士重工業製の方は戸袋の位置となっています。

【諸元】
登録番号:土浦22あ1889
年式:1997
型式:KC-LR333J
機関:6HA1(8226cc 190PS/2800rpm)
ホイールベース:4.3m

茨城オート 水戸800か・195


茨城オート 水戸800か・195/日野KC-RR1JJAA+日野車体(Rainbow)

大子養護学校の特定車で、
中扉つきとなっているのが特徴です。
中扉にリフトを持つために特種用途自動車となり、
8ナンバーとなっています。

なお、茨城オートでは特定車のみの営業所として
大子営業所と北茨城営業所という二つの営業所を有していて
前者は上小川駅付近の大子養護学校に、
後者は南中郷駅付近の北茨城養護学校に、
それぞれ隣接して設置してあります。

これらに配置されている車は基本的に、
鯉渕営業所に顔を出すことはありませんが、
この車はここ暫く鯉渕営業所に留置してあるようです。

関東鉄道 9313MK


関東鉄道 9313MK/いすゞKC-LV380N+富士重工業(7E)

新京成中古車でU-LV324Mに続き移籍してきました。
KC-代の新京成中古車としては既に取手営業所に
KC-UA460LSNの9308TRが投入されていますが、
KC-LV380Nのうち、ツーステップ車は今のところ、
水海道の9313MK・9317MKの2両のみの存在です。

いすゞの路線車のラインナップの特徴といえば、
P-代やU-代を例にとるならK尺、L尺、M尺、N尺、Q尺と
五種類ものホイールベースを用意していたことですが、
KC-代はK尺、N尺、Q尺へと整理されています。

その結果、採用するホイールベースが変わってしまう場合もあり、
例えばいすゞ車はL尺(5.0m)を多く採用してきた京成では、
金町や江戸川はN尺(5.3m)へと長くなっており、
市川や千葉はL尺(4.8m)へと短くなっています。
特に後者は窓配置が大きく変わり違和感を禁じえません。
とはいえ年式の関係で、ツーステップ車の場合は、
長沼営業所花見川車庫の三扉車・N126以外は、
全て短尺車で中引扉となっていて、KC-代のいすゞ車で
二種類のホイールベースが存在するのは、
ワンステップ車からとなってしまいます。
尤も元々短尺中心だった関鉄にとっては、
L尺で中引扉の京成中古車の方が、
自社発注車に近くてより自然な雰囲気と言えます。

前置きは長くなってしまいましたが、その点において
M尺(5.2m)をこれまで採用してきた新京成では、
N尺(5.3m)へと順当に移行していて、
外観上もこのようにあまり変化していません。
車内もU-LV324M・U-UA440LSNに準じており、
関鉄への移籍に際しても殆ど手が加えられなかったため、
結果的に9257TC・9258TRと大差ないものとなっています。

また、LED行先表示機の設置に伴い、
後面行先表示機は一般的なサイズへと改められた点も
9257TC・9258TRと同様となっています。

唯一目立つのは関鉄では、中四枚扉車であっても、
移籍時に整理券発行機を設置する位置は、
車内右側片方とされていて、中四枚扉を活かした
二列乗車には対応していなかったのですが、
9313MK・9317MKはどういう訳かステップ中央部に
整理券発行機が設置されており目新しい印象です。

【諸元】
登録番号:つくば200か・207
年式:1996
型式:KC-LV380N
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:5.3m