
関東鉄道 9330MT/日野KC-HT2MMCA+日野車体(BlueRibbon)
京成中古車で、京成時代の社番は4564でした。
1997年に船橋営業所花輪車庫に新製配置された車で、
その後、京成バスシステムに移籍、社番は2564となり、
2010年に関鉄に移籍、水戸営業所へと配置されました。
関鉄に投入された京成中古車の中では、
最大勢力のいすゞ車に次ぐ勢力を誇る日野車ですが、
このうち、KC-代のツーステップ車は今のところ、
水戸営業所の9320MT・9330MTの2両に留まり、
水戸営業所でしか見ることが出来ない車種です。
既に、関鉄へは京成中古車で同じく日野車ながら、
ワンステップ車となった9336TCが投入されており、
今後、同型車が増えることはないと思われます。
U-代からKC-代へのマイナーチェンジに際して、
日野車体工業製ボディ架装の場合、メーカーの仕様変更で、
ヘッドライトとフォグランプが丸型から角型へと変わったため、
フロントマスクは精悍な印象となりましたが、
京成では、この前後で大きな仕様変更を行わなかったため、
U-代とKC-代との外観上での差異で他に目立つ箇所はなく、
側面だけ見ると、区別が付きにくくなっています。
ただ、特筆すべき点として、このマイナーチェンジに伴って、
フィンガーシフトがメーカー標準仕様となったにも拘わらず、
フィンガーシフトへの移行を京成が嫌ったためなのか、
ロットシフトを特注で採用していることが挙げられます。
さて、この車の最も大きな特徴として挙げられるのが
乗降口側の側面窓のうち、最後部の一枚だけが
何故か他の窓よりも中桟の位置が高めであることです。
京成時代の同車は他の窓と中桟が揃っていたので、
移籍に際してここだけサッシを交換したのでしょうが、
この部分のガラスにボディメーカーの刻印がないため
どの車種のサッシを流用したかは特定できませんでした。
内装もこの時期の京成としてはごく標準的なものとされ、
降車釦がU-代までのWS-210からWS-220へと、
握り棒に巻かれたクッション材が灰色から黒色へと、
それぞれ変更されていることは目を惹きますが、
この変更は京成では、メーカーを問わず実施しています。
【諸元】
登録番号:水戸200か1103
年式:1997
型式:KC-HT2MMAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.3m