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ちばグリーンバス CG-761


ちばグリーンバス CG-761/日野KL-HR1JNEE+日野車体(Rainbow HR)

京成バス中古車で、京成時代の社番はN476です。
2003年に長沼営業所草野車庫へ投入された車ですが、
その後、長沼営業所花見川車庫へと転入しており、
2012年に新都心営業所習志野出張所へ転入し0476に
2014年に長沼営業所草野車庫へ戻りN525に改番し、
2016年に関東鉄道つくば北営業所へ移籍し9410TK
2019年に守谷営業所へ転入し9410MRとなりました。

2019年10月25日、台風21号接近に伴う豪雨によって
千葉県は洪水や土砂崩れなど大きな被害が出ましたが
とりわけ、ちばグリーンバス佐倉営業所田町車庫では
近くを流れる鹿島川が氾濫したため冠水してしまい、
避難した車も含めて十数台が運行不能となりました。
救済措置として京成グループの各社から計14両の車が
ちばグリーンバスへと転属して、車両不足は解消され
豪雨以降の運休や減便も半月後に復旧を果たしました。
この14両には関東鉄道の9406MT・9410MRも含まれ、
9406MTはCG-762に、9410MRはCG-761となりました。

外観では関鉄への移籍から約半年後に施工されていた
関鉄自動車工業のラッピング広告は流石に剥がされて
前面・後面にあった旧社番と両側面にあった旧社名は
白色のステッカーが上から貼付されて隠されたほか、
現社名表記と現社番、京成グループのロゴが貼付され
塗装はそのままながら細部はしっかり改装されました。
但しラッピングに際しリアガラスに新たに入れられた
「ノンステップバス」のロゴはそのまま残っています。

車内はワンマン機器が同社の標準的なものへ換装され
運賃箱はレシップ製LF-Cから小田原機器製RX-FTSへ
運賃表示機はレシップ製7セグメントディスプレイへ
それぞれ変更された以外は殆どそのままとされており
筑波山大御堂のステッカーもそのまま残されています。

京成では2両のみ存在したエルガJ、2261・2262のうち
豪雨で廃車となった元2262のCG-305が運用されていた
佐倉南高校線で運用され、再び千葉で活躍しています。