月別アーカイブ: 2016年11月

関東鉄道 1732YT

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関東鉄道 1732YT/KC-LR333J+いすゞバス製造(Journey-K)

自社発注車で関鉄の主力をなすいすゞ中型車ですが、
先代のU-LR332Jは53両が新車投入されたにも拘らず
KC-LR333Jは意外にも14両が新車投入されたに過ぎず
投入時期も1997年から1998年までと短いのが特徴です。
この1732YTは1997年に水海道営業所へ投入された車で、
その後2010年に一度つくば中央営業所へと転入した後、
2011年につくば北営業所へと転入したものの半年ほどで
つくば中央営業所へ戻り、現在まで活躍を続けています。

車内はこれまでに車体更生を受けていないこともあって
往年の関鉄らしい内装を残しているのが大きな特徴で
内張りは上半分白色・下半分肌色で床は木床とされて
座席配置は左側前半は前向き1人掛4列とされており、
優先席の3・4列目は通路側に傾けて設置されています。
中扉を挟み後半は関鉄らしい横向き座席となっています。
右側は前向き1人掛5列とやはり横向き座席とされており
座席表皮は優先席が赤色、一般席が緑色のものです。

さて関鉄では、2013年3月31日より高速バスかしま号で
PASMO・Suicaなどの交通系ICカードへの対応を開始し、
続く2014年3月25日には高速バスはさき号も対応開始、
2015年10月1日には取手・水戸営業所の一般路線でも
対応開始するなど、少しずつ対応路線を広げています。
今年に入っても2016年7月13日には高速バスつくば号、
及び、茨城空港連絡バスでも対応を開始しただけでなく
2016年9月26日につくば中央・つくば北・土浦営業所の
一般路線においても対応が開始されることとなりました。

このICカード対応に伴いワンマン機器換装が実施され、
まず運賃箱は水戸営業所で2010年より導入している
即時計数・整理券読取機能付きのレシップ製LF-Cとし
水戸営業所で先行して実施していた釣銭自動排出も、
換装と同時に他営業所で実施されるようになりました。
但し、取手営業所ではレシップ製LF-Cへ換装した後も
2016年9月26日まではこれまで通り両替方式でした。

併せて、整理券発行機も整理券読取機能に対応する、
サーマル式のレシップ製LTM-01へと換装されており
整理券が二次元バーコード入りのものになりました。
また乗車口付近にはICカードR/Wが設置されました。

水戸・取手営業所ではICカード対応に少々遅れる形で
つくば中央・つくば北・土浦営業所ではICカード対応前に
デジタル運賃表示器もLCD表示器へと改められており、
2035MK以降の自社発注車において採用されている、
27インチのクラリオン製CM-2654Aへ変わっています。
これに伴って停留所名表示器を搭載していた車では、
停留所名表示器の撤去も、併せて実施されています。

ワンマン機器の換装に伴いインストルメントパネルから
運賃表示器・整理券発行機の操作盤は撤去されており
設置部分は板で塞がれてこれまでよりすっきりしました。

関鉄グリーンバス G076


関鉄グリーンバス G076/いすゞKL-LV280N1+いすゞバス製造(ERGA)

東京ベイシティ交通中古車で旧社番は1027です。
これまで三扉車を主力としてきたベイシティですが、
2001年に交通バリアフリー法が施行されたために
同年、同社初のノンステップ車として登場しました。
ベイシティでは以降暫くワンステップ車を主力とし、
並行してノンステップ車の増備が進められました。

2013年にちばシティバスへ移籍しC443に改番、
同時に行先表示機がLED行先表示機に換装され
以来、専ら企業輸送の特定車として活躍しました。
2016年に廃車となった後、関鉄へと移籍を果たし、
同年、鉾田営業所へG076として投入されました。

塗装は当たり前ではありますが低床塗装とされて、
側面窓周りの黒色塗装もしっかりと入れられました。
外観上の特徴といえるのが中扉の窓に書かれた、
独特のフォントの注意書きで、遠目にも目立ちます。

また細かなところでは中扉前方の側面行先表示機が
取付枠がなく筐体を直接固定したものとなっています。
これはちばシティに移籍した際の改造によるものです。

車内は内張りが上半分白色・下半分薄茶色であり、
床は濃灰色石目調の平滑な床材張りであるなど、
親会社である京成とは全く違う仕様となっています。

座席配置は標準尺車ということでやや座席が多く、
左側前半が前向き1人掛1列・横向き2+2人掛とされ、
中扉を挟み後半は前向き2人掛4列となっています。
右側は前向き1人掛4列と前向き2人掛4列とされて
4・5列目が車椅子固定用の折畳座席となっています。

座席表皮は一般席が群青色の、優先席が赤紫色の
共通の柄物となっており全体的に明るい印象です。
車内の握り棒は、中扉後方の段差部分は黄色の、
それ以外の箇所は黒色の緩衝剤が巻かれています。
子会社向けらしく停留所名表示器は省略されており、
降車釦はオージWS-230・WS-240となっています。

ホイールベース5.3mの標準尺のノンステップ車で、
非常にスタイリッシュな仕上がりとなっているだけに
鉾田の広大な路線網での活躍が期待されますね。

【諸元】
登録番号:水戸200か1712
年式:2001
型式:KL-LV280N1
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:5.3m