月別アーカイブ: 2014年8月

関鉄パープルバス P021


関鉄グリーンバス G016/いすゞU-LV324L+アイケイコーチ(Cubic)

京急中古車です。
鹿島鉄道廃止に伴う代替バス運行開始に備え、
2006年に石岡本社営業所及び鉾田営業所へ投入された
京急中古車、G016・G017・G018・G019の4両のうち
2011年にはG019がまず廃車となってしまい、
2012年にはG017・G018が廃車となりましたが、
このうち、唯一残っていた石岡本社営業所のG016は
2013年に車齢20年目にして下妻営業所へと転入、
社番をP021に改番し活躍を続けることとなりました。


関鉄パープルバス P021/いすゞU-LV324L+アイケイコーチ(Cubic)

転入に際して、側面・後面の社名表記が変更された他
つくばナンバーでの再登録が実施されていますが、
何故か方向幕の表示が「下妻駅」・「つくばセンター」等、
経由地表示の一切ないものとなっており目立ちます。
恐らく、石岡本社営業所時代に装填されていた方向幕に、
予備的に用意されたコマをそのまま活用しているため、
このような表示にせざるをえないものと思われます。
恐らく、この車が転入した当時の下妻本社営業所は
P011・P017の早期廃車により車両不足に陥っており、
あくまでもピンチヒッターとしての転入だったがために、
このような措置となったのではないかと思われます。

車内は、内張りが上半分白色・下半分灰色のもので
座席配置は前半部が乗降口側・非常口側の両方共、
1列目が前向き1人掛である他は肘掛付の横向き座席、
後半部がやはり両側共に前向き2人掛が4列、という
上述の4両や土浦営業所の同型車9249TCに共通する
当時の京急としては標準的な内装となっていますが、
P021(G016)・G019・9249TCとG017・G018とでは
床材と前向き座席の座席表皮が異なっています。

即ち、前者は灰色石目調の平滑な床材なのに対し、
後者は茶褐色で滑り止め加工入りの床材であり、
また、前者は青色地に水色のチェック柄の座席表皮、
後者は青色一色の座席表皮という差異があります。
横向き座席の座席表皮は上述の5両で共通しており、
うち一般席が青色地に一人々々の着座位置を示す
水色のスリット風の模様が入れられたもので、
うち優先席が赤色地に一人々々の着座位置を示す
肌色のスリット風の模様が入れられたものです。

流石に車齢21年目に達し車体に疲れが見られますが、
調子は良いのか、引き続き活躍を続けています。

【諸元】
登録番号:土浦200か・957→つくば200か・492
年式:1993年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m

関鉄グリーンバス G067


関鉄グリーンバス G067/KL-JP252NAN改+西日本車体工業(B型96MC)

東急中古車で東急時代の社番はT400です。
東急では2003年に弦巻・瀬田・高津の三営業所へ、
東急としては初の中型ロング車を投入しましたが、
うち、この車は弦巻営業所へ投入されており、
社番が400代となる同年式のトップナンバーでした。

2014年に廃車となった後、関鉄への移籍を果たし、
同年、G067として鉾田営業所へと配置されました。
西日本車体工業製の車体を架装する車としては、
関鉄ではP022に続くもので注目を集めています。

東急では96MCの場合、阪急向けに設定されていた、
前面窓下辺を乗降口側のみ切り下げているB-Ⅱ型を
標準としていますが、中型の場合はその設定がなく
前面窓下辺は一直線になっているのが特徴です。

また東急の96MCの場合、ノンステップ車に限って、
バンパーの中央部上方に「ノンステップバス」表記を
入れていた関係でナンバープレートが下寄りとされ、
これもまた、外観上目を惹くところとなっています。
なおクーラーはデンソー製となっています。

関鉄入りに際して塗装は勿論低床色とされましたが、
P022と異なり側面窓周りの黒色塗装が省略されており、
併せて前扉も車体に合わせて塗り分けられたために、
P022と比べると軽快な印象に仕上がっています。

また、後面行先表示機を横長サイズに改めるために、
東急時代のLED行先表示機の取り付け枠を撤去し、
LED行先表示機の筐体を天井に取り付けた金具に
直接固定する工法が取られているのも目立ちます。
この改造は同じ東急中古の9382TCでも見られますね。

車内は上半分象牙色・下半分明緑色のままとされ、
座席配置は乗降口側前半が前向1人掛座席が3列で、
中扉前にスロープ置き場を兼ねた立席スペースがあり、
後半部は前向2人掛座席が3列並べられています。
非常口側は前向1人掛が5列、前向2人掛が3列で、
中扉向かいの4・5列目が跳上座席となっています。
跳上座席は座面の下側面に降車釦が設置してあり、
折り畳んだ際に上面に降車釦が現れる仕様です。

なお、燃料タンクが乗降口側前半部にある関係で、
乗降口側2・3列目部分の床は嵩上げされています。
座席表皮は低床部にある座席が灰色の柄物とされ、
他は水色の柄物という組み合わせとなっています。
床は灰色の平滑な床材張りとなっています。
斯様に車内は概ね東急時代のままとなっています。

また運転席背後は、停留所名表示器が設置された他は、
東急時代のままの黒色のアクリル板が残されており、
通常運転席背後に設置されている名札掲出ボードは、
側面行先表示機の裏側に接着されているのも特徴です。
これもまた、9382TCでも同様の改造がなされていますね。

鉾田営業所では初のノンステップ車であることから、
今後の活躍が期待されますね。

【諸元】
登録番号:水戸200か1455
年式:2003
型式:KL-JP252NAN改
機関:FE6TA(6925cc 230ps/2700rpm)
ホイールベース:5.56m

関東鉄道 9293RG


関東鉄道 9293MK/いすゞU-LV324L+富士重工業(7E)

京成中古車で京成時代の社番は2183です。
1995年に市川営業所柏井車庫に配置された後、
2008年には関鉄への移籍を果たしており、
9293MKとして水海道営業所へ配置されました。

U-LV324L・京成中古車は計47両投入されており、
廃車が徐々に進む今も関鉄の主力となっていますが、
うち、富士重工業製車体を架装する中引戸の車は、
9293MK・9295RG・9298YT及びP008・G032の
計5両に過ぎず、希少な組み合わせとなっています。
うち、関鉄本体の9293MK・9295RG・9298YTは
京成本体から関鉄へ直接移籍してきたこともあって、
京成時代のままのLED行先表示機となっています。

このうち9293MKは、前扉は無塗装となっています。
これは関鉄の7E・8Eでは一般的な仕上がりですが
一方の9295RG・9298YTは前扉が車体に合わせて
白色・浅葱色・青磁色で塗り分けられています。
従って、LED行先表示機で前扉が無塗装なのは、
この9293MKが唯一の存在、ということになります。

関鉄は中引戸の車にラッピング広告を施すことが多く
この9293MKもまた9296MT・9298YT・P008と共に、
2009年に茨進グループのラッピング広告が施され、
以来、長い間そのままの姿で活躍してきましたが、
2014年に他3両と共にラッピングが解除されました。
しかし、塗装面の傷みを補修した跡が各所に残る他、
ラッピングに併せて白色となったフェンダー部分が
ラッピングが剥がされた後もそのまま残っています。

折角、久しぶりにさっぱりとした姿に戻ったものの、
その後すぐに竜ヶ崎営業所に転出してしまったため、
水海道営業所での活躍は短期間に終わりました。


関東鉄道 9293RG/いすゞU-LV324L+富士重工業(7E)

車内は他車と同様、京成時代のままとなっており、
座席表皮は一般席・優先席とも桃色の柄物です。

【諸元】
登録番号:つくば200か・163→土浦200か1368
年式:1994年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m