日別アーカイブ: 2013/08/05

関東鉄道 1742IT

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関東鉄道 1742IT/日野KC-RJ1JJAA+日野車体(Rainbow)

自社発注車で1998年に鹿島営業所に投入されました。
関鉄では、主力のいすゞ製の中型車に次ぐ勢力として、
日野製の中型車も長年にわたって投入してきました。
広範囲に配置されていたいすゞ製の中型車とは異なり、
日野製の中型車の場合、かつては配置に多少偏りがみられ、
鹿島営業所・柿岡営業所に多く配置された印象を受けます。

ただし、平成6年排出ガス規制適合のKC-代である本型式は
自社発注車については、1998年に鹿島営業所・土浦営業所へ
1472KS・1473KS・1771TCの計3両が投入されたに過ぎず、
見かけることが少ない、希少な存在といえます。

うち、1771TCは液晶行先表示機が試験的に採用されました。
また、1472KS・1473KSは2006年に鹿島営業所の移転に伴い、
併せて新設された潮来営業所へと移管されていますが、
他の車と同様、営業所表記は鹿島時代のままとなっています。
その後、2010年に1473KSは潮来営業所波崎車庫へ転出しました。
鹿島営業所に新製配置された路線車はこのロットが最後で、
潮来営業所に移転した後、2007年に1965ITが配置されるまで、
長らく新車投入がないままとなっていました。

外観では、マイナーチェンジに際したメーカーの仕様変更に伴う
角型に変更されたヘッドライトが精悍な印象で目を惹くほかは、
これまで投入された日野製の中型車と比べ目立つ変更はなく、
特に鹿島営業所の1472KS・1473KSは1771TCとは異なり、
行先表示機も当時一般的だった方向幕なので、地味な存在です。
この時期の中型車は車体更生が実施されていないことに加え、
海が近いというロケーションもあり車体には痛みが見られます。
日野製の中型車の場合、車体更生時に撤去されることが多い、
テールランプ周囲のガーニッシュがそのままなのも注目されます。
また前扉鴨居部の黒色塗装も投入時のまま残されています。

車内は後半部が横向き座席とされた伝統的な座席配置で
座席表皮も一般席緑色・優先席赤色のもののままです。
床ももちろん木床のままで、目新しさはありません。

「利根川経由」、または、「海岸経由」と括弧書きされた
経由地表示が入る行先表示がいい味を出していますね。

【諸元】
登録番号:水戸22あ2094
年式:1998
型式:KC-RJ1JJAA
機関:J08C(7961cc 215ps/2900rpm)
ホイールベース:4.49m

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