日別アーカイブ: 2013/07/01

関東鉄道 1639HS

98FH000025
関東鉄道 1639HS/U-LR332J+富士重工業(6E)

自社発注車で、1993年に鹿島営業所に投入されました。
この1993年には日観・日水・竜観含む関鉄グループ全体で
自社発注車は貸切車15両・高速車3両、投入されていますが、
自社発注車の路線車はこの1639KS、1両のみであり、
そういった点では、極めて希少な存在と言えます。
この車はその後、短期間、水戸営業所に在籍したのちに、
潮来営業所波崎車庫へと転入し、現在に至ります。

加えて関鉄では、この次のロットである1994年式から、
いくつか細かな仕様の変更を実施しているため、
この車を最後に見られなくなった仕様もいくつかあります。

まずオージ製の穴検知式方向幕巻取機EM75操作盤が
送り・戻し釦のみのものからデジタル式のものとなり、
場所も運転席上方からメータークラスタ脇に移りました。
また座席表皮がこれまで長く標準とされた緑色一色から、
一般席緑色・優先席赤色の組み合わせへと変更され、
優先席部分の座席は一般席と異なり、通路に向けて
やや斜めに取り付けられた、オフセット配置となりました。
このうち、座席表皮については車体更生を受けた際に、
全席とも、緑色からノンステップ柄に変更されていますが、
方向幕巻取機の操作盤についてはそのままとされています。

更に関鉄は1992年式より角型テールランプを標準仕様とし、
6Eについてはゴールドキング製TSLを採用していますが、
この車はどういう訳かバス協テールに先祖返りしています。
続く1994年式は、再びTSLに戻されており、謎は深まります。

このように、非常に希少な存在である1639HSですが、
現在は特定車扱いとされ、一般路線に入ることはなく、
最近では、暖房・車外スピーカー・運賃表示機も撤去され、
動くこと自体、殆どないであろう状態となっています。
ナンバーが付いていること自体、奇跡的な状況ですが、
異端車として一日も長くその姿を留めていて欲しいものです。

【諸元】
登録番号:水戸22あ1646
年式:1993
型式:U-LR332J
機関:6HE1(7127cc 195PS/2900rpm)
ホイールベース:4.3m

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