日別アーカイブ: 2011/01/03

関東鉄道 1885YT


関東鉄道 1885YT/三菱PA-MK27FH+三菱ふそうバス製造(AeroMidi)

コミュニティーバス用や福祉バス用などを除く、
一般路線車としての三菱中型車の新車投入は、
1994年式の1659YT・1660HK以来途絶え、
2005年式の1885YT投入まで11年もの空白がありました。
まあ厳密にいえば、この間に中型ロング車の
試験的意味合いを持つ、1869MTの投入がありますが。
ただ、結果的に本型式は、その後、この車と同じく
2005年式の1893YT・1897MKが増備されたのみで
今のところ、三菱中型車の新車投入はこれが最後となっています。

三菱は、本型式販売以前、AeroNostepMidiの呼称を持ち
T-DRIVEと呼ばれるチェーン式アングルドライブを採用して、
ホイールベースを延長してノンステップエリアを広く採った
KK-MJ26HF改及びKK-MJ27HLを9m級中型車の
ノンステップ車として用意していて、関鉄でもこのうち、
KK-MJ26HF改の1816MK・1817MKを水海道営業所へ、
守谷市コミュニティーバス「やまゆり号」用に投入していますが、
本型式では一転して、一般的な駆動方式を採用するようになり、
中扉が前寄りになるなど、スタイルが変化しています。

この車は、既に2004年式のノンステップ車である、
土浦の1875TC・1876TC及び取手の1877TRが
国土交通省認定ノンステップバス標準仕様での
導入となったにも関わらず、どういう訳か通常仕様で
投入されているのがポイントとなっています。
ただし、増備車の1893YT・1897MKは当然ながら
国土交通省認定ノンステップバス標準仕様での
導入となっていて、それを示すステッカーの有無や
出入口表記のピクトグラムの有無、車内の握り棒の色等、
一見すると気づきませんが結構差異があります。

また、これはメーカーの仕様だと思われますが、
側面行先表示器が前扉脇に設置されているのも、
関鉄の路線車としては違和感があるポイントです。

更に、1885YT・1893YTは中型車ながらも後に
つくば市のコミュニティーバス、「つくバス」のうち、
AeroMidiMEが専用車である「地域循環」の予備車として
使用すべく前扉脇に小田原SAN-VTN一日券発行機を
追設しており、実際に6コースや10コースに入っています。

三菱の中型車は、2008年以降、日産ディーゼルから
西日本車体工業製車体を架装するSpacerunnerRMの
OEM供給を受けることとなりましたが、関鉄では結局、
西日本車体工業製車体を架装する車の投入は無いまま、
西日本車体工業は解散してしまいました。
三菱ふそうとUDトラックスとの提携解消以降、
三菱の中型車の動向が気になるところですが、
関鉄はその中でどういう車種を選択していくのか、注目です。