月別アーカイブ: 2010年3月

関東鉄道 9189TC


関東鉄道 9189TC/いすゞP-LV314L+富士重工業(7E)

9159TC投入から8年、関鉄定番となった京成中古車です。
その中でも初期のものである、これらP-代京成中古車は
外見は関鉄カラーに塗り替えられていて小奇麗でも、
内装は窓柱の付け根や腰板に錆が浮くなど、
状態が悪く、年式相応に廃車が進行しており、
既に1989年式は全廃となっています。

この車は1990年式ですが、1990年式の場合は
京成時代にモケットを張り替えることなく
そのまま関鉄入りしたために擦り切れたモケットが痛々しく、
2003年の移籍時点で既に車令13年に達していたこともあって、
使い捨てに終わるのか、という感は否めませんでした。

しかし、移籍後一年程度でモケットが貼り替えられた、
U-代京成中古車の初期グループに続き、
これらも2006年頃より順次モケットの張り替えが行われており、
しかも、そのモケットは実に関鉄らしく車により柄がまちまちで、
非常にバラエティーに富んだものとなっています。

この9189TCの場合は、京急バスなどでよく見掛ける、
群青色系のチェック柄のものへと張り替えられていますが、
優先席のみは派手なマーブル柄のものとなっていて、
以前の緑色一色とはかなり雰囲気が変わっています。

加えて9189TCは中扉のうち、左端のサッシのみ、
ガラスが全面透明のものとなっているのも特徴です。

関鉄への移籍から3年を経た、即ち車令16年に達した、
という微妙なタイミングでモケットを張り替えるというのは、
幾ら痛みが激しかったとはいえちょっと意外な気もしますが、
当初、すぐ廃車になると思っていた、これら初期の京成中古車も、
この車のように、それ相応に手が加えられて、
案外しぶとく活躍を続けていることは嬉しいですね。

関東鉄道 9309RG


関東鉄道 9309RG/日産ディーゼルKC-UA460LAN+富士重工業(7E)

新京成中古車で、2009年に取手営業所へ投入され、
2011年には竜ヶ崎営業所へと転入してきています。
新京成時代の社番は残念ながら確証はできませんが、
年式や状態から1995年に鎌ヶ谷営業所へ投入された、
N-726、または、N-729ではないかと推測されます。
竜ヶ崎営業所へと転入して以降は特定車に転用され
専ら流通経済大学シャトルバスで運用されています。

関鉄では2002年に京成中古車投入を開始して以来、
相対的に日産ディーゼル製の中古車投入が減少し、
特に大型車に限れば9257TCが目立つ程度でした。
当車の基本的な仕様は9257TCのままとなっています。
側面窓は新京成らしい黒サッシの二段窓とされており
新京成では1993年式から採用の中四枚折戸と相俟って
非常にスタイリッシュな仕上がりなのが目を惹きます。

外観上注目するべきポイントは、そのテールランプです。
新製から移籍まではブレーキランプ・リアウィンカー共に、
ゴールドキング製TSL-1が使用されていましたが、
理由は不明ですが2011年前後にウィンカーのみ左右共、
レシップ製SFL-9000へと換装されており気になります。

尤も両者は外観上、ビスの位置と中桟の有無程度しか
差異を見出すことができず遠目には判別不可能でしょう。

車内は他車と同じく新京成時代の姿をほぼ維持しており、
内張りは上半分象牙色・下半分薄茶色のままである他、
床も薄茶色で滑り止めの凹凸が付く床材張りのままです。
座席配置は乗降口側前半が前向き1人掛4列とされて、
うち3・4列目の優先席は通路側にオフセット配置され、
中扉を挟み後半が前向き1人掛2列と前向き2人掛2列、
非常口側が前向き1人掛9列と前向き2人掛2列です。

座席表皮は一般席が赤紫色地に白色系のスリット模様、
優先席は灰色地に白色系のスリット模様が入る柄物で、
全体的に温かい雰囲気の内装であるのが特徴です。

貴重な日産ディーゼル車として活躍を続けて欲しいですね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1122
年式:1996
型式:KC-UA460LSN
機関:PG6(13337cc 235PS/2100rpm)
ホイールベース:5.24m

関東鉄道 9181RG


関東鉄道 9181RG/いすゞP-LV314L+富士重工業(7E)

京成中古車です。
竜ヶ崎営業所は1994年及び1995年に
住宅・都市公団(当時)からの補助金を受けて、
自社発注車U-LV324Kが5両投入されたこともあり、
流通経済大学及び茨城観光自動車から
引き継いだ車を除けば中古車は少数派でした。

そんな中で目立っていたのがこの車で、
P-代京成中古車らしく、車体の痛みが見られ、
雨樋の修理痕がやや痛々しかったのですが、
2009年に9319RGに代替されるまで活躍を続けていました。
この車もまた、9222TCと同様に、
エアドライヤーのドレンが延長されているのが特徴で、
佐貫駅などで盛大にエア音を鳴らしていたのも、
いまや過去の光景となってしましいました。

【諸元】
登録番号:土浦200か・433
年式:1989
型式:P-LV314L
機関:6QA2(11044cc 220ps/2300rpm)
ホイールベース:5.0m