関鉄観光バス 7020TC

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関鉄観光バス 7020TC/いすゞKL-LR233J1+いすゞバス製造(ERGAmio)

京成バス中古車で京成時代の社番は5197です。
2003年、千葉営業所へ投入されたいすゞ中型車
5195・5196・5197のうちの1両となっています。

当初は管内の一般路線で活躍していましたが、
2005年以降は千葉市若葉区のコミュニティバス、
「さらしなバス」等の予備車として位置付けられ
それ以来、2013年に同区のコミュニティバスが
千葉中央バスに移管されるまでそのままでした。

2013年に長沼営業所へと転入しN131に改番、
2015年に廃車となった後に関鉄へと移籍して
同年、関鉄観光バス本社営業センターへ配置、
同営業所最後の6Eであった1665TCを代替し、
7020TCとして新天地の土浦で活躍しています。

投入に際し塗装は低床塗装へと改められており
側面窓周囲の黒色塗装もしっかり入ったために
自社発注車と比べ違和感ない仕上がりですが、
側面行先表示機が中扉前方に設置された点や
中扉窓に赤色の文字の注意書きがある点等が、
自社発注車との差異であり、判別は可能です。

車内は、内張りは灰色一色のものとされており、
床は通路部が平滑な濃緑色の床材張りとされ、
それ以外が平滑な濃緑色の床材張りとなる等
京成時代から殆ど手が加えられないままです。

座席配置はまず左側前半が横向き2+2人掛、
後半は前向き1人掛2列と前向き2人掛1列で
中扉後方に整理券発行機があるにも拘らず、
後半が3列なのは自社発注車と異なる点です。
右側は前向き1人掛7列と前向き2人掛1列で、
このうち4・5列目は、折畳座席となっています。
座席表皮は全席群青色系の派手な柄物です。

降車釦はオージ製のWS-220・240のほかに、
側面窓の中桟にWS-250が設置されています。
握り棒は乗降口付近が黄色の緩衝剤巻きで、
それ以外は黒色の緩衝剤巻きとされています。
また停留所名表示器の設置は見送られました。

2016年3月の土浦協同病院の移転に合わせて
本社営業センターは本体土浦営業所と共管で、
土浦駅~真鍋新町中央~土浦協同病院線を
新たに開業させましたが、当車は低床車ゆえ、
同路線を含む各路線で歓迎されることでしょう。

【諸元】
登録番号:土浦200か1454
年式:2003
型式:KK-LR233J1
機関:6HHS(8226cc 225ps/2900rpm)
ホイールベース:3.4m

関鉄観光バス 7020TC」への2件のフィードバック

  1. 大曽根線

    >>力っちん様
    コメントありがとうあございます。
    今後は中古のエルガミオも少しずつ増えていくでしょうね。

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