関鉄観光バス 1666TC/いすゞU-LR332J+富士重工業(6E)
関鉄本体の自社発注車であり、1994年式です。
1994年に田伏営業所へと新製配置されましたが、
1999年に田伏営業所が関観へと移管されたため、
配置は田伏のままで関観へと引き継がれています。
しかし、2009年に田伏営業所が閉鎖されたために、
併せて土浦の本社営業センターへと転入しています。
転入時に方向幕が新調の英字入りのものに換装され、
更には同様に田伏から転入してきた1606TCと共に、
沿線に開発された土浦ニュータウンおおつ野ヒルズの
ラッピング広告が施されたため外装が一変しています。
土浦ニュータウンおおつ野ヒルズは川崎製鉄傘下の
川鉄商事(現在のJFE商事)がディベロッパーとなり、
1989年から2000年にかけ土地区画整理事業を展開、
1998年から分譲を開始した土浦市のニュータウンです。
分譲開始から15年以上を経ても空き地が目立ちますが
2016年には土浦協同病院が移転して来る予定であり
今後の発展が期待されるニュータウンとなっています。
1606TCが2011年に廃車となると関観の路線車では
唯一のラッピング車となり目立つ存在となっていました。
車内は伝統的な木床に後方三方シートの組み合わせで
車体更生が実施されなかったため、往年の関鉄らしい
緑色一色の座席表皮が後年に至るまで残っていました。
しかし2015年に車体更生済みの1609TCが廃車となると
この座席表皮を転用したのか座席表皮のみ交換されて、
一般席が紫色の柄物、優先席が青色チェックの柄物に
それぞれ変えられたために、印象を新たにしています。
2014年に1609TC・1667TCが、まず廃車された上に、
2015年には1665TC・1668TCが相次いで廃車となり
結果的に本社営業センターに残存する唯一の6Eとして
末期は趣味者から非常に注目を浴びていましたが、
2015年に廃車となり土浦地区から6Eは消えました。
【諸元】
登録番号:土浦22あ1622
年式:1994
型式:U-LR332J
機関:6HE1(7127cc 195PS/2900rpm)
ホイールベース:4.3m