関鉄パープルバス P025

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関鉄パープルバス P025/日ディKL-UA452KAN改+富士重工業(新7E)

東急バス中古車で東急時代の社番はSI315です。
2003年に下馬営業所に投入された車ですが、
2010年に目黒営業所に転入、M315に改番の上
目黒で活躍しましたが2014年に廃車となりました。
その後、関鉄に移籍を果たし2015年にP025として
下妻本社営業所へ投入、活躍をはじめています。

この車は、ワンステップ仕様をベースとしながらも、
前半部のみノンステップ化を図ることによって、
駆動系を簡素化した廉価版のノンステップ仕様、
日産ディーゼルUAシリーズ・ノンステップType-Gで
マニュアルトランスミッション仕様なのが特徴です。

車体は富士重工業製新7Eを架装していますが、
関鉄としては初となる新7Eのノンステップ車であり、
早速注目を浴びていますが、県内では既に同型車の
L538-01511・L538-01510・L538-01512・L538-02502、
及び、復刻塗装車「黄色いつばめ」のL538-02503が、
JRバス関東の佐野支店と土浦支店で活躍しており
そういう意味では既にポピュラーな車種ですね。

塗装は低床色で、側面窓周囲の黒色塗装についても
省略されることなく施され、好ましい仕上がりです。
また行先表示機は新品のLED行先表示機ですが、
側面行先表示機の位置は変わらず前扉直後です。

車内は他車と同様概ね東急時代のままとなっており
内張りは上半分象牙色・下半分薄緑色のもののまま、
床材も濃灰色の平滑なもののままとなっています。
また握り棒は橙色の緩衝剤が巻かれよく目立ちます。
全体的に状態は非常に良く、新車と遜色がありません。
但し、停留所名表示器は省略されています。

座席配置は乗降口側前半が前向き1人掛が1列と、
横向き1+2人掛、中扉より後半が前向き2人掛4列、
非常口側が前向き1人掛5列と前向き2人掛4列で、
そのうち4列目・5列目が折畳座席とされています。
座席表皮は横向き座席のみ水色柄物とされており、
他は群青色柄物となっており、華やかな印象です。

関鉄では少数派になってしまった日産ディーゼル車も、
最近は少しずつ増えており、趣味的には嬉しいですね。

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【諸元】
登録番号:つくば200か・570
年式:1999
型式:KL-UA452KAN改
機関:PF6HTA(12503cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:4.8m

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関鉄パープルバス P025 への2件のフィードバック

  1. 力っちん のコメント:

    関鉄本体にはUD車は貴重な存在ですね

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>力っちん様
    コメントありがとうございます。
    西武中古車が数を減らしてからはすっかり少数派ですね。

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