関鉄観光バス 1609TC

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関鉄観光バス 1609TC/いすゞU-LR332J+富士重工業(6E)

安食線、土浦湖北高校線、大和田・田伏車庫・玉造線を
2009年に廃止した関鉄観光バス本社営業センターでは
1523TC7008TC7009TC1606TC・1666TC・7014TC
6両体制になり、以降暫くは動きがありませんでしたが、
2011年に1609ED・1913TC転入で1606TC・7014TCが廃車、
更に1665G・1667RG転入で1523TC・7008TCが廃車、
2013年には1668ED転入で7009TCが廃車となったことで、
1666TC以外の車は淘汰されてしまいました。
とはいえ、相変わらず6Eが主力という状況は変わりません。

さて、この車は1992年に関東鉄道江戸崎営業所へ投入され、
上述の通り2011年に関鉄観光バス本社営業センターへ転入、
以来、同社の土浦地区の一般路線車として活躍しています。

さて、この車の最大の特徴はそのテールランプにあります。
関鉄の本型式のうち、富士重工業製6Eを架装した車では、
1991年式までは他車種と同様、バス協テールでしたが、
1992年式からは他車種が角型テールとなったのに併せ、
角型テールのゴールドキング製TSLに移行しています。
但し、1993年式の1639HSは何故かバス協テールです。

従って、この車も当初はゴールドキング製TSLでしたが、
2005年の車体更生の際、理由は全く判りませんが、
1604YTと1609EDのみ富士重工業製8E等と共通の
角型テール、ゴールドキング製TSL-1に交換されました。
しかも丁寧なことにこれに併せて補助ブレーキランプも
TSLからTSL-1に交換されているのも注目されます。
これにより後面の表情は他車と大きく変わっています。
なお、ゴールドキング製TSL-1とレシップのSFL-9000は
見た目は似ていますが、中央の仕切りで判別可能です。
TSL-1を装着する6Eは関観ではもちろんこの車だけで、
1604TKが廃車となった今では唯一無二の存在です。

なお車内は車体更生時の座席表皮の張り替えにより
一般席が自社発注車で一般的な紫色の柄物に、
優先席が一部の車で見られる群青色のチェック柄に
それぞれ交換されていることもあって小奇麗な印象です。

全社的に見ても1991年式の9225TCに次ぐ古参車で
同じ1992年式の1608SWと共に動向が注目されます。

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【諸元】
登録番号:土浦22あ1488
年式:1992
型式:U-LR332J
機関:6HE1(7127cc 195PS/2900rpm)
ホイールベース:4.3m

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