関鉄観光バス 7009TC

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関鉄観光バス 7009TC/いすゞU-LR332J+富士重工業(6E)

日本観光バスから引き継いだ車です。
日観の自社発注車としては1990年式の7008TCに続くもので、
登録番号の通り、投入時期も7008TCと然程変わりませんが
年を跨いで投入されたために、こちらは1991年式となっています。
日観自社発注の路線車としては最後の一両となってしまい、
以降、関観に移管後も自社発注の路線車の投入はありません。

関鉄本体では初のU-LR332Jとなる1567TKの投入時期と
7009TCの投入時期との間には大きな開きが見られますが、
7008TCと同様、基本的に関鉄自社発注車に準じた仕様であり、
前面に赤色の日本観光のロゴが入っていた以外には、
これだというような差異を見出すことはできませんでした。
テールランプがバス協テールなのも同時期の関鉄と同様です。

1999年に関観本社営業センターに移管されたことに伴い、
7009TCの社番が付された後に、車体更生を受けており、
その際前面のロゴが消され没個性的な外見となりました。
2009年にはローマ字入りの方向幕が新調されましたが、
寄る年波には勝てず2013年に廃車となってしまいました。
代替として竜ヶ崎営業所から1668RGが転入しています。

車内は上半分白色・下半分肌色とされていますが、
車体更生時に座席表皮がノンステップ車でよく見られる
柄物に取り替えられていたため、車内は小奇麗な印象で
7008TCが座席表皮が緑色一色であるのと好対照でした。

なお、関鉄ではP-LR312J・U-LR332J・KC-LR333J共に
6E並びに8Eを架装した車とJourney Kを架装した車とでは、
座席配置に若干差異があるのが特徴となっており、
前者は乗降口側前半部が1人掛3列となっているのに対し、
後者は乗降口側前半部が1人掛4列となっています。
なぜこのような差が出たのか、疑問が残るところです。

【諸元】
登録番号:土浦22あ1317
年式:1991
型式:U-LR332J
機関:6HE1(7127cc 195PS/2900rpm)
ホイールベース:4.3m

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