関東鉄道 1604TK


関東鉄道 1604TK/いすゞU-LR332J+富士重工業(6E)

関鉄の中型車の主力であるLR系の中でも、
U-LR332Jは自社発注車だけで51両が投入されており、
大抵の営業所で見ることが出来ます。
特に過疎地域を抱える中型車中心の配置の営業所では
未だ主力の座にありますが、淘汰も始まっています。

同型式のうち、28両は富士重工業製車体を架装しており、
これらは全て6Eとなっているため、古参車の様な印象を受けますが
これはRM系が8Eに移行した後もLR系は車高の関係で、
1994年まで6Eでの対応となったためであり、
全国的に5E・6Eが貴重な存在になってきた中でも最近まで、
小田急や臨港で6Eが活躍してたのも当然といえます。

この車も1992年式と案外車令は若い上に、
車体更生によって車内は従来の緑色の座席表皮から、
ノンステップ車と同様の紫系の柄物の座席表皮へと
しっかり改められており、各部の手入れも良く、
内外経年を感じさせない小奇麗な姿となっています。

この車の特筆すべきはテールランプで、
関鉄では1992年式よりテールランプの角型化が実施され、
6Eの場合はゴールドキング製TSLが標準となっていますが、
2005年の車体更生の際、この1604TKはどういう訳か、
8E等に使用されるゴールドキング製TSL-1へと交換され、
1664MT程ではないにせよ、違和感のある仕上がりとなっています。
なお、同様の改造は1609EDでも見られます。

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新製配置は水海道営業所で、その後、取手営業所へ、
そして、つくば中央営業所へと移籍を繰り返しましたが、
現在は同じ6Eの1602TK、1603TKと共に
つくば北営業所に落ち着き、各路線で活躍を続けています。
1603TKも側面方向幕周囲が黒く塗られているので、
1602TKだけが唯一「普通の車」というのも興味深い所です。

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