ニュー東豊 習志野200か・761/日野U-HT2MMAA+富士重工業(7E)
多摩バス中古車です。
側面は中央学院高等学校校友会の
広告塗装となっていて、青色となっていますが、
屋根が多摩バス塗装のままとなっていて、
この車の最大の特徴となっています。
この車に限らず、ニュー東豊の広告車は、
近年流行しているラッピングによるものではなく、
往年のバスや路面電車で見られたものと同様、
塗装によるものであることが特徴であり、
側面の開口部までちゃんと周囲と同じ色なのが、
ラッピングではありえないポイントです。
多摩バス時代の社番はTB29107で、元々は
西東京バス青梅営業所にいたB2096です。
ただし、車内の旧社番は全て消されていました。
1991年式で移籍時に既に車令14年に達していました。
車内で手が加えられた点は、ワンマン機器以外は
ステップ部分が再塗装された程度で
それ以外はほぼ多摩バス時代のままとされ、
前半部は一人掛けの座席が並ぶものの、
後半部は戸袋直後が一人掛けの座席の他は、
三方シートとなる特徴的な座席配置もそのままです。
また、最後部の座席は本来なら五人掛けとなる所を、
各席に金属製の肘掛けを設置して四人掛けとし、
混雑時にも着席・離席しやすくされています。
構造は異なってはいますが、同様の工夫は、
関東バスでも見られますね。
座席表皮は両側に二席ずつある優先席が、
灰色のものとされている以外は、青色のもので、
これも多摩バス時代と同様です。
経年ゆえ少々草臥れた感じになっています。
2008年4月に車庫移転に伴って、ナンバーが
土浦ナンバーへと変更されています。
2008年10月24日改正以降も活躍も続けていましたが、
2008年2月18日の路線バス廃止に伴って、
再び習志野ナンバー(習志野200か1114)となり、
栄町営業所に配置されています。