関東鉄道 9327TC


関東鉄道 9327TC/いすゞKC-LV380L+富士重工業(7E)

京成中古車です。
矢継ぎ早に投入されたU-代京成中古車に比し、
スローペースでの投入となったKC-代京成中古車は、
その最大勢力といえるいすゞ大型車であっても、
2009年に、P010G037の2両が、
いずれも分離子会社に投入されたのみでしたが、
2010年に、まずP011が投入されたのに続いて、
9326RG・9327TC・9328TCの3両が
竜ヶ崎営業所と土浦営業所に投入され、
ようやく関鉄本体への投入が果たされました。
続いて、9329TCも登場していますが、
以降の増備はワンステップ車に移行し、
本型式のツーステップ車は少数派に留まりそうです。

子会社向けの車のうち、P011・G037は、いずれも
予備部品の関係からか、方向幕仕様となのに対し、
本体向けの車は、LED行先表示機仕様で揃えられました。
また子会社向けのP010・P011・G037が、いずれも
ちばグリーンバスを経由し関鉄へと移籍してきたのに対し、
本体向けの9326RG・9327TC・9328TC・9329TCは
京成バス本体から関鉄へと移籍しているのもポイントです。

また、路肩灯のLED化は、これまでは
ドレスアップ的な位置づけで実施されていましたが、
9326RG・9327TC・9328TCは登場時よりLED化がなされ、
以降、路肩灯のLED化が全社的に急速に進められました。

車内は京成時代のままなのは他車と同様ですが、
9326RG・9327TC・9328TCは中古車としては
久々に次停留所表示機の取付が復活し、
以降、次停留所表示機の取付なしで登場の中古車にも
少しずつ、次停留所表示機の取付が進められています。
また、2011年に入り、ドライブレコーダー取付が実施され、
前面方向幕下部には車内向けのカメラが、
メータークラスタ裏側には車外向けのカメラが、
それぞれ取りつけられており、その旨を示すステッカーが、
運転席背後に貼りつけされています。

9327TC・9328TCはいずれも登場後間もなく、
お揃いのラッピングが施されており、
遠目にも目立つ存在となっています。

【諸元】
登録番号:土浦200か1189
年式:1996
型式:KC-LV380L
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:4.8m

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