関東鉄道 9315TR


関東鉄道 9315TR/日野U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

京成バス中古車で、2009年に投入されました。
U-代京成中古車としては最末期に投入された車です。
この車は屋根部分の塗り分け線が
前面行先表示機上部に切りあげており、
他の車と比して白さが強調されていますが、
同様の塗り分けはBlue Ribbonの場合、
9252MK9260YT・9276MT・9277MT・9288RGでも
見ることが出来ます。

車内は概ね京成時代のままとされており、
焦茶色の内張りに緑色の滑り止め付き床材、
桃色の柄物の座席表皮などはそのままとなっています。

登場時は、通常の一般路線色を纏っていましたが、
取手競輪場のラッピング車であった9133TRに替わり、
2010年に取手競輪場のラッピングが施されました。
このラッピングは9133TR・9231MKに施されたものと異なり、
取手競輪場のキャラクター「砦の森のバンク」が
あしらわれた、可愛らしいものとなりました。
ホイールはラッピングに併せて車体色から白色へと、
変更されているのは9133TRと同様です。

この「砦の森のバンク」は2007年に登場したキャラクターで、
主人公のバンクは、以前の取手競輪場のキャラクター、
りんたろうの孫という設定になっています。
各キャラクターの名前はチューブややまおろしなど、
競輪に因んだ名前が付けられています。

9133TRは取手競輪場シャトルバス限定運用だったのに対し、
9315TRは取手競輪場の閉館日には、一般路線車として
取手営業所管内の各路線に運用されています。
ただし、取手競輪場シャトルバスの運行日には、
優先して取手競輪場シャトルバス運用に入ります。

取手競輪場は2011年の東日本大震災で被災し、
現在は改修工事が行われている関係で、
場外車券の販売のみとなっているのが寂しいところです。
2012年中には復旧する予定となっていますが、
復旧し、以前の賑わいを取り戻して欲しいですね。

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【諸元】
登録番号:土浦200か1136
年式:1995
型式:U-HT2MMAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.2m

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